圧力鍋で時短調理ができる原理を説明できますか?

この前、山頂で沸騰させる時の話をしてみました。
https://note.com/preview/nf13ab71fb726?prev_access_key=561986399ef62591fd825d8d26861140

それに付随したテーマとして、圧力鍋の原理を書いていきます。
このテーマの理論化学の問題を解いた記憶が微かにあるので、入試化学演習のテーマにしたいんですが、見つからなくて困ってます( ; ; )

まあ、そんなことは置いておいて。
圧力鍋というのは短時間で火が通り、食べ物が柔らかくなるね、というものであり多くのご家庭で使われているものです。

名前の通り圧力が関わっているのですが、これは蓋で内部を密閉することで水蒸気を内部に閉じ込めて圧力がどんどんと上げていく。

要は大気圧がどんどんと上がっているということです。
以前の記事で大気圧と飽和蒸気圧が一致したところが沸点であるという話をしました。
これの考えを適用すると、外圧が上がると沸騰するために必要な温度も上がってきます。

普通の鍋では水温は高々100度までですが、圧力鍋は水蒸気を閉じ込めより高圧の条件を作ることができるため110度、120度と普段よりも温度を上げて火の通りを良くすることができます。

これが圧力鍋のざっくりとした原理です。

授業でこういうこというと、割と皆さん興味持ってくれるんですよね。少しでも化学に対しての嫌悪感がなくなればと願っています!

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