5年前のことから考える。

5年前、私はまだ会社員でした。
夫といわゆる社内結婚をして、新婚さんと呼ばれるくらいの頃でした。

私は3月末で会社を辞める手続きを進めていて、
そんな中でも残っている仕事をしていました。

仕事と言っても、製品テストや不良品の解析、修理です。
(言葉にすると立派に聞こえますが、会社では島流し的な存在の部門で、やる気を失い、体を壊したため、辞めることにしました。夫とよく話した上での結論です。)

ちょうど変な体勢で修理していたら、揺れを感じました。

最初は私が悪いのか、地震なのか分からなかったのですが、天井からぶら下がる電球の揺れを見て、地震だと確信しました。

慌てて修理品(1台15kg以上)の山積みされた所から離れ、揺れがおさまった時点で同僚が様子を見に来てくれました。

関西なので地震の揺れは大したことなく、山積みされた修理品が崩れることもなく、無事でした。
もし崩れていたら、数トンくらいだから、私と下の階にいた人はどうなっていたのだろう、と思います。

製品の安全どころか、従業員の安全も軽視している会社だと実感しました。

さて、そんな会社を辞めて5年。
あの震災から5年というフレーズをよく耳にします。

子供に恵まれ、普通に暮らしている今に感謝しつつ、災害への備えをきちんとしなければ、と改めて思います。

そして、未だに苦しい、悲惨なことにしたい報道が多いことが残念です。
また、便乗商法や怪しい情報が多くなり、情報の選別、判断力がより必要になったと感じます。

なかなか東北へ行くこと、生産品を買うことはできませんが、自分のできる範囲での応援を続けていきます。

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