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ConoHa WINGのBlog Creatorを使ってみた

ケムファク(@chem_fac)と申します。
普段はプラントエンジニア向けに技術ブログを書いています。

ブログのサーバーとしてConoHa WINGを使用しています。ConoHaより新サービスBlog Creatorが開始されましたので使用してみました。

Blog Creatorの概要

タイトル・見出し・導入文・本文と、ブログを構成する要素の殆どをAIがサポートしてくれます。ブログ特化ということもありSEOの専門家が監修していることが特徴です。新規記事だけでなくリライトにも使えます。

生成内容(公式紹介ページより

記事執筆現在、Standardプランで1,980/月です。記事を量産するような目的では使われない料金設定となっています。

料金プラン(公式紹介ページより

今回は無料トライアルのLiteプランを使ってみました。

ブログ記事書いてみた

実際に使ってみます!!

見出し構成を生成する

上位表示したいキーワードを入力し、見出し構成を生成します。修正も可能です。調べた限り最初にキーワードを考えるためのアシスト機能は無いようです。

今回は技術的な内容でありながらも、検索ボリュームが1万回/月を超えるような大きなキーワード「配管」で実施してみます。本来ならもう1キーワード足して絞り込みます。

新規記事画面イメージ

見出しの内容は4つのキーワード調査内容を参考に生成されます。出現頻度や使用有無などが分かりやすく表示されます。

  • サジェストキーワード

  • 再検索キーワード

  • 共起後

  • 競合見出し

生成後に使用したくない内容などは自由に編集できます。その際にもキーワード調査結果を使用して、SEOに有利となるような見出しを考えられます。

キーワード調査時間は効率化されるものの、出力される見出し構成の修正は相当多くなりました。そのまま使うと技術的な内容を十分理解できていない印象を与えそうです。

見出し表示イメージ

本文を生成する

本文やタイトルを生成してブログ記事を作成します。GPT4oを用いた結果が以下の通りです(見出し1つ抜粋)。


<H3>バルブの種類</H3>
バルブは、流体の流れを制御するための重要な部品です。代表的な種類として、ボールバルブ、ゲートバルブ、グローブバルブ、バタフライバルブなどがあります。ボールバルブは操作が簡単で、完全に開閉ができるため、広範囲の用途に適しています。ゲートバルブは主に直線的な流れを制御し、大口径の配管に使用されます。グローブバルブは流量を細かく調整する能力があり、バタフライバルブはスペースの制約がある場所で使用されます。配管システムの性能と安全性を最大化するために、適切なバルブを選定することが重要です。


全然悪くは無いのですが……もっと簡単に伝えられないかなと感じます。この場合だと比較表を作り直すため1から作るのと作業量は変わりません。
ただ一瞬でこの文章が生成されるのは流石ですね。

リライトの場合

リライトの場合は対象となるページのURLと目的キーワードを入れて分析してもらう形式です。後は新規記事と変わりません。

リライト画面イメージ

感想

技術ブログのようなニッチなジャンルではそもそも情報が少なく見出しや本文の構成を作るのには向かない印象です。作業量は対して変わりません。ツール上で「誰向けの記事なのか」を明確にできないことも要因だと思われます。

一方で、キーワード調査により技術一辺倒な記事ではなくSEOで順位を上げる施策も含めた記事にできる良さがあります。本人にキーワードを取捨選択できる技術があれば、使いこなすことで素晴らしいツールになります。

見出し構成生成が24回/月できて一番安価なもので330円/月です。キーワード調査用で使うには少し贅沢で、文章生成や見出し作成には技術ブログ向きではない印象でした。現状では複数のサービスを組み合わせて効率化する方が技術ブログに合っています。

とはいえ単純にこのサービスが自身の書く内容に合っていないというだけで、ツール自体は良いものです!

注意点

Blog Creatorの利用にはConoHa WINGサーバー契約が必要です。

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