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街という生き物の記録を撮影し続けたい
先日書いた情熱大陸ですが、録画してたものを昨日観ました。
観て良かった。
率直に言うとこれです。
65歳の年齢にして重い機材を担ぎ街をひたすら歩き、撮影交渉をしてシャッターを押す瞬間をじっと待つ。
中野正貴氏本人も仰ってましたが「待ってる間は修行のようだ」と。
そしてそんな修行を30年以上続けている、と。
自分が目指す、ではないけど進む方向性はこれだなと確信出来ました。
自分の撮影スタイルにとても近い。
他に仰ってたことで今の私に響いた言葉として
「とりあえず撮ればいい、面白さは後から見つければ」
というのもありました。
撮る前に「こう撮る」とか「こんなポイントを見つけるんだ」という意識の排除。
普段から何か面白く見えるとこがないかなと探してる自分には結構パンチのある言葉でした。
もちろん気にも留めないどうでもいい場所は撮らないでしょう。
だけど『ココ』と言った細かいポイントが無くても、その場の空気感や雰囲気にピンと来たならとにかくカメラを構えてみる。
このスタンスは見習いたいし実際そうしていこうと思います。
また「コンセプト決めて撮るタイプじゃない。必要なら撮り足してそれで作品が出来上がってる」的な発言も自分と同じだ、と恐れ多くも感じました。
以前の記事に書いたこちらのフォトブック。
これもコンセプトフォトブックと謳ってはいますが、このために撮ってきたものではないです。
日々撮ってきた物の中からコンセプトに合うものを選別しレタッチし直し、足りない部分だけを撮り足して制作しました。
そして多分今後もこのスタイルの方が合ってるだろうなと思っています。
あまり自分自身を縛り付けずに、自由に街を撮っていく。
この先何年生きて何年写真を撮れるのかは解りませんが、中野氏と同じく身体が動く間は撮り続けようと思います。
読んで下さりありがとうございます。