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20250222@TOKYO DOME side LUNA SEA

25年の時を経て辿り着いた約束の場所は、光と闇に満ちていた。

The Millenium Eve 2025。
25年ぶりに東京ドームでLUNA SEAとGLAYが対バンする。
登場順はGLAY→LUNA SEAだったが、ベースがSLAVEである私はLUNA SEAサイドの思い出を先に綴らせていただく(使命感)。

といっても、日曜のLUNATIC TOKYO 2025の余韻が激しく全身を支配しているため、実のところ土曜のことを詳報できる自信がない。
そのあたりは多めに見ていただけると嬉しい。

久しぶりの東京ドーム。
座席がまさかの2階スタンド最前で、立ち見禁止エリア。
目一杯浅く椅子に座り、できる限りの腕を伸ばしてメンバーに愛を伝え続けた。

Buddyの皆さん(GLAYERじゃなくなったんですね、不勉強でした)もたくさんいらっしゃったので、今回のセトリはメジャーどころ多め。
と思っていたので、「SEARCH FOR REASON」が聴けるなんて思っていなくて歓喜。ひたすら明るく照らしてくれたGLAYの後だったので、漆黒の闇が際立つ。
RYUICHIのシャウトは、私たちSLAVE、そして私たちRYUスレに向けた「大丈夫だよ」のメッセージだと思った。

それは演出にも表れていた。
過去の映像を背負ってのライブ。
これはかなりの覚悟がないと取り入れられない試みだと思う。ましてや初見の方もいる舞台だ。メンバーたちの、RYUICHIの覚悟がここでも表れていた。
ちなみに私は「SHINE」ラスサビ前「輝けばいいね」のRYUICHIと、最後まで残ったINORAN喫煙シーンを大画面で拝めて瀕死状態になったことを付け加えておく。

今回、一番泣かされたのは「I for You」。
ここ最近のRYUICHIの不調は公表された通りだが(公表に踏み切ったことにも、相当な葛藤があったろうと想像できてまたいろんな思いが駆け巡るがそれはさておく)、
「君の笑顔いつも見つめられたら」をあんな魂を震わせた声で歌われたら、堕ちる。完璧じゃない、だけど、これがRYUICHIだ。そんな姿を、下手花道に来てみせてくれるなんて。2階スタンド最前立ち見禁止の呪いは「I for you」で解けたといっても過言ではない。

その流れでのカバーパートが「SOUL LOVE」だなんて、また粋な計らい。
LUNA SEAが「新しい日々の始まり」と歌う日が来るなんて。
そう、この二日間は、未来への希望に満ち溢れていた。
それはすでにここから始まっていたのだ。

「BELIEVE」「ROSIER」など、声の出しづらい曲も多く、SLAVEが一緒に歌う場面が多かったのも、今ではいい思い出だ。なぜなら翌日、我らがRYUICHIは本当に灰の中から蘇る不死鳥になってしまったから。

ああそうか、それはGLAY(=灰)のおかげだったのかもしれない。

◆SETLIST of LUNA SEA
M1. STORM
M2. Déjàvu
M3. DESIRE
M4. SHINE
M5. IN SILENCE
M6. SEARCH FOR REASON
M7. I for You
M8. SOUL LOVE
M9. BELIEVE
M10. ROSIER

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