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ロードアイランドの10月 Trunk or Treat

アメリカでハロウィンといえば、欠かせないイベントが「Trick-or-Treat」です。子どもたちも大人も仮装して家々を回り、お菓子をどっさりもらいます。近所の家を訪ね歩くこの風習は、私たちにもおなじみの欧米のハロウィン風景ですが、実際アメリカでハロウィンシーズンを迎えると、「Trunk-or-Treat」の案内がたくさん目に飛び込んできますよ。

この「Trunk-or-Treat」は、家族や友人たちが、車のトランクをハロウィンのテーマで飾り付けて集まるイベントです。ゴーストや魔女、モンスターなど、個性豊かなデコレーションは、見ているだけでもワクワクします。輪投げや的あてなどのちょっとしたゲームや、ワゴンとワゴンで通路を作り、お化け屋敷を設置する車まで並び、子どもたちは次々とお菓子をもらうことを楽しみます。

「Trunk-or-Treat」は、何より安全面でも大きなメリットがあります。子どもたちに暗くて慣れない道路を歩かせるよりも、駐車場や公園、学校や教会の敷地内などの安全な会場で行うイベントは事故のリスクが格段に下がります。地域の大人たちが見守っているから、親も子どもも安心して参加できるのです。

地域住民が集まり、交流できる場としても人気がある「Trunk-or-Treat」。アメリカの大人たちは、子ども顔負けで仮装を楽しみ、イベントを盛り上げます。Covid-19(コロナ)の流行で人との接触を避けたい時期でもコックさんの仮装をして、バーベキューグリルにお菓子を並べ、トングで受け渡しをするといったアイデアをひねり出すアメリカの大人たちには驚きを隠せませんでした。車のトランクをハロウィンテーマで飾り付け、お菓子を用意する主催者側になることも、人生の楽しみの一つなのですね。

Trunk-or-Treat!

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