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藍染め白なめし鹿革作品二種

皆様こんばんは。
首がコリ過ぎて顔が痺れて背中がコリ過ぎて爆発しそうです。
明日はしっかり鍼灸で療治してきます。
そんな満身創痍の体調の中、無事に作品が完成したので写真で綴ります。

準備工程

先ずは製図から。

以前に藍染めした鹿革から切り出し、ベタ漉きまで。

濃紺が本白なめしの鹿革で、淡い方はクロムフリーの鹿革です。

それから漉き、裏打ち、形成、小端磨きを経て。

裏貼り、裁ち合わせを経て。

使用する金具は一回り小さく削って磨き直し。

これまた以前に草木染めで染めた麻糸の太さを調整して蝋引きし直し。

準備工程終了です。

縫製工程

第一縫製工程を経て。

難易度高めのタンニン鞣しではない革の小端磨き。

そして無事完成です。

藍染め鹿革リストバンド

既成のままの金具ではリストバンドにはゴツ過ぎると感じたので少し小さく加工し、よくあるDカンでは逆に華奢過ぎるので経の太いタイプにしました。
裏打ちの厚みを0.数ミリ単位で調整する事で極端な厚みの違いを無くし収まり良く仕立てました。


藍染め鹿革ウォッチバンド

金属アレルギーに対応しつつ極力華奢で、柔らかく、着け心地良く、メンテナンス性は高く、且つ丈夫に。
ということを念頭に仕立てました。
ベルト穴は現場合わせで納品時に開けます。

1000年以上の歴史のある白なめし鹿革の藍染め、近代的なクロムフリーの鹿革の藍染め、麻糸の草木染め、加工した金具。
オーダーメイドとしての面白味の詰まった作品が制作出来たと思います。

今回も良いオーダーを有難う御座いました!!

次は長期に渡る予定のオーダーに着手します。
それでは皆様また会う日まで。


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