惹ク
八月
すきなものは、なんですか
なりたい理想像や
自分に似合う色や服とは裏腹に
すきなモノやすきな色が
=(イコール)と、ならない人間は
この世界にどれだけいるのでしょうか
「似合うもの」を選び取って生きることも
似合う似合わないよりも
「すき」を優先して生きることも
自分自身を深く理解しているような
していないような
すごく興味深い
バッドエンドを愛し
サイコホラー級の歪んだ性格に
ヒトのトラウマになることだけを考え踊ってきたわたしだけれど
絵本やファンタジーがすきだし
メイクはキラキラがすき
部屋は、ポップな黄色と青で構成されているし
すきな色は、パステルカラー
これは実は、秘密のはなし
アンダーグラウンドに生きて
バッドで、アンハッピーだったとしても
自分のまわりくらいは
せめてハッピーなもので固めていたいじゃない
すきな洋服を纏うことは
他だれでもなく、自分自身を幸せにするし
似合う洋服を選びとることは
生きる表現
すきなモノと客観的に似合うと言われるモノが
ちがいすぎるのも厄介ではあるけれど。
自分自身に対しても、他者に対しても
理想像がある
理想のヒトが現れたから惹かれるのか
それとも
惹かれたヒトが理想になるのか
理想が先か、愛が先か
理想やジャンルで括れないモノがすき
そういうのって
説明にはすごく困るけれど
〜系、とカテゴライズされるくらいならば
どれだけ時間がかかったとしても
何度だって、説明してさしあげます
「唯一」の理想を掲げるのです
photo manimanium