女子の十年間 振り返り - 前半 -
女子がはじまったのは
2011年7月って公表しているんだけど
実は結成されたのは2010年の9月
今までにないことをやりたい
と意気投合し相方KONと結成
ネタづくりに励み
( ストリートダンサーは作品のことをお笑い芸人と同じく"ネタ"っていう。新しい作品ができたらこれまた"新ネタ"っていう )
音編集も終わり、振付もつくってネタが完成して踊り込みはじめたところだったにもかかわらず
あるミーティング明けの朝方
( 仰向け天井眺めながら ) 全部つくり直さない?
( 煙草吸いながら ) それ、うちも言おうと思ってた。
という、まったく緊張感の無い
生活の延長線上のようなまったりとした雰囲気の中
つくったもの全部ぶっ壊すことになった
事の経緯として
ふたりしてオーディションをパスして出演できることとなっていた舞台でのリハーサルや本番を経験した結果
自分たちがつくりだしたものはゴミカスだということに気づいた上での判断
自分たちがゴミカス以下だと思った
素晴らしすぎる作品が此方
( 東京☆キッズnumber 昭和エレクトリック合唱団 )
そして
ネタの音源からの作り直しと
既に決めていたユニット名までも変更し
誕生した、女子。
( 変更前のユニット名はほんとうにダサくて恥ずかしいので
誰にも話したことない、墓場までもっていく所存 )
そうして2011年7月に
女子。としてはじめてイベント出演を果たす
そのひと月前に我らの先生の無茶振りから
女子。で漫才を披露するという暴挙に出たので
実質、初披露はダンスじゃなくって漫才からなんですね。
はい、どうも〜!
なんてセリフを
人前で言うのは人生で最初で最後の経験です
かごめかごめネタ
幼稚園ネタ
この幼稚園ネタは
泉佐野市の成人式で踊らせていただいたこともあった。
泉佐野市、なんて素敵なところなんでしょう。
こっくりさんネタ
このあたりだったかな
音探しといえば、YouTubeか CDレンタルしかない時代
ストロベリーソングオーケストラさんの切断ダリアのMVと
R指定さんの毒盛るのMVをみつけ、衝撃を受ける
どうしてもこの曲で踊りたいし
なんなら直接、使わせてくださいって言いたい!と
まだまだSNSが普及していない世界で
必死に情報収集し
ストロベリーソングオーケストラ座長に会いにいくことに成功し
心臓が口から飛び出しそうなくらい緊張しつつお話しさせて頂いたらば
曲の使用も快諾頂くどころか、我らのダンスの動画までみてもらうことに成功し
更には褒めて頂けてしまった
なんたる幸運
後に、この座長やストロベリーソングオーケストラの皆さまとの出会いが
女子にとっての、大きな大きなきっかけとなる。
2012年12月
お世話になっていたダンスイベントの周年を祝うべく
そのイベントで仲良くなった
中百舌鳥のBreak dance × Freestyle Basketballチーム
"OSNcrew" (現 FRAGILE )
とのユニット結成
男子。女子。
そして2013年3月
のちに一期生となる大人数ユニット女子達。
アイ/アイナ/サリ/ウキ/ナチカ
自殺志願者ネタ
2013年9月
BASS MUSIC BAND "THE GAME SHOP"
大阪、東京、名古屋でのライブ
オープニングコラボ
化学反応ネタ
2013年11月
YSKさんとちぃ様とのコラボ
偶像崇拝ネタ
エイミーネタ
2013年11月
魅鳴 × 女子。× MJ-teller × 脇田輝
LETTER ARTS道頓堀芸術祭2013に出演
狂い病む幻覚ネタ
レッテルアーツも女子にとって
後に、大きな大きなきっかけとなる出会い。
今までの人生で見た事のないショーや
知らなかったジャンル
アンダーグラウンドこその表現の幅や面白さに惹かれ
ぐんと世界が広がった。
夢遊病ネタ
ここで相方のKONが脱退。
解散するか悩み、話し合った結果
わたしが引き継ぐ形で続けていくことになる。
こうして文章にすると
とっても簡単に
淡々と別々の道にいくことになったように感じるけれど
すごく悩んでいたし
本当にこの先、女子をひとりで引っ張っていけるのか不安で仕方がなかった
この時期、周りにいて支えてくれた友人たちには
ほんとうに感謝でいっぱい。
一部では
わたしとKONが恋愛関係にあり
そのもつれから、解散になったと噂があったようだけれど
そのようなことは一切御座いません。
疑われてもおかしくないくらい
常に一緒にいたのは確かだし
ある意味では、ダンスチームの相方というのは恋人のような存在になりがちなのだけれど
一切合切事実無根です。
さて
女子の前半はおしまい
後半へ続く