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旧ユーゴの巨大モニュメント・スポメニックを目当てに映画「すべて、至るところにある」(2023年)を観た
先週末、旧ユーゴスラヴィアの巨大なモニュメント「スポメニック」を巡るロードムービー「すべて、至るところにある」を観てきました。旧ユーゴスラヴィアを舞台にした3部作の完結編なのだそうで、前2作を観ずにわかるかなあと思いつつ。
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場所は、京都は出町柳の出町座。以前に行ったときは地下のシアターで、足のつかない椅子に体が痛くなったのですが、今回は2階。ちゃんと足がつけばいいな。
…やっぱり足ブランブランな椅子でした。(^_^;) あれはなぜなんでしょう。どこかの廃映画館から譲り受けたのかな? あんのじょう椅子が合わず、その後3日ほど首が痛くて往生しました(涙)
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映画は、ユーゴスラヴィアの景色や、町のおじいさんたちがカフェに寄っておしゃべりしている様子などがとても魅力的なのですが、いかんせんストーリーがよくわからない。
パンフレットによると、けっこう行き当たりばったりな撮り方をされる監督だそうで、撮りながら決まっていくようなスタイルなのだそうです。だからかな。
男前の青年インディーズ監督が、スラっと細身の色白アジア人女性と旅先で出会って、彼女を主役に映画を撮ることになったのだけど、その映画がどうなったか彼女の方は知らされないまま青年監督の消息もわからなくなったので、彼女は、また旧ユーゴに来て彼の足跡をたどる、、、という話だと思います。たぶん。
青年が泊まっていたアパートの家主に託して、彼女に(あるいは作品として使おうとした記録として?)残した映像(USBメモリやなんか)と巨大彫刻スポメニックの写真集を頼りに、彼女は彼がどこにどうしているのか知ろうと訪ね歩くのですが、現在と過去が錯綜し、とつぜんシーンが変わるわ、この人誰?って人が出てくるわで、どうも戸惑う作り方でした。
でもスポメニックはたっぷり見れたし、主人公2人を演じた俳優さんたちは美男美女で目の保養になったし、バックパッカーの旅の様子も新鮮でした。ユースホステルみたいなお宿をいくつか渡り歩くのですが、男女同じ部屋に泊まるんだ!Σ(・ω・ノ)ノ!
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出町座の本棚(販売している)にはいい本が並んでいて、それも楽しみのひとつ。センスや好みの合う人の本棚を見せてもらっているみたいなんです。私も、蔵書を並べてチェコカフェ開こうかしら、とか触発される空間です。
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お隣が古本屋さんで映画のパンフレットも置いているのですが、そこで、旧ユーゴ内戦関連の映画「サラエボの花」のパンフレットを安くで買うこともできました!(∩´∀`)∩
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だいぶ日が長くなってきました。薄暮れの鴨川を渡って帰りました。
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