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note、2年目がスタートしました。
CHEESE STAND note編集部の江六前です。昨年5月4日からスタートしたこのnoteも1年、さらには6月4日にはCHEESE STANDがオープンして9周年という記念すべき日も迎えました。
先週は、CHEESE STAND 広報 M(中の人)さんがnote開設1周年に寄せた内容を投稿していたので、今回は僕も1年間続けてみて感じたことを書いてみようと思います。
チーズの文化を日本に根付かせるために
これまでも代表でチーズ職人の藤川さんとは、フリー編集者として「CRAFTASMAN SHIP」という食のクラフトマンが集まるイベントをしたり、藤川さん個人のnoteの編集をしたりするなかで「日常的にチーズが食卓に上るような文化を日本に作りたい」という考え方や目指す未来像は聞いてきました。
それをnoteを始めたことでより具体的に未来像を描き、さらにそこに向けての課題も感じることができたというのが1年目の率直な感想です。
とくに強く心に残っているのが「CHEESE STANDだけが頑張っても、日常的にチーズが食卓に上るような文化を作ることができない。もっと業界全体で盛り上げていかないといけないんです」という藤川さんの言葉でした。
僕自身、藤川さんのnoteの編集をする前からCHEESE STANDのことは知っていましたし、個人的にもファンで利用させてもらっていました。「まさか渋谷でフレッシュチーズを作るなんて!」という発想に驚き、チーズを身近に感じるきっかけももらっていたので、僕のなかではCHEESE STANDは有名ブランドでしたのので、「なんでそんなことを言うんだろう?」と最初のころは思っていました。
しかし、noteを始めたことで、「CHEESE STANDのことをまだまだ知られていない」ということに気付きます。
もちろん、日本でブッラータを一番最初に作ったチーズ工房であるなど実績もあるし、「知られていない」なんて言ってはいけないほど、これまで9年間努力をされてきたと思うんですけど、「日常的にチーズが食卓に上るような文化を日本に作りたい」というミッションを考える上では、確かにまだまだ知られていないといわざるを得ないというのが実感です。
たとえばワインやパンのように外食でも家庭料理でも、高級店でも居酒屋でも、さらには和洋問わずテーブルに並ぶようになっていることを考えると、チーズはそこまでは至っていないわけですよね。
そのことに気付くと、「まだまだやるべきことはたくさんある」という藤川さんの言葉は、とても重く決意に満ちたものに聞こえてきます。
そんななかコロナ禍で始まった、インスタライブシリーズ、「with coronavirus 飲食店の未来を語りましょう」(全7回)、「&なCraftsmanとProducts」(全8回)、「CHEESE CRAFTSMAN」(20回、現在も進行中)は、シェフのみなさん、生産者さん、日本のチーズ職人さんとのトークは、多くの仲間を作ってチーズ業界を盛り上げようとする藤川さんの思いが実現させたものだと思っています。
僕はこのインスタシリーズで裏方としてライブ中のトークテーマをコメント欄に流したり、質問を率先して投げかけたりということをしながら、noteでライブの内容をテキストにまとめていくことをしました。
手前味噌ながら、どの記事も読みごたえのあるないようになっていると思っています。
さまざまな人のCHEESE STANDの思い出
もうひとつ心に残っているnoteでの出来事は、投稿コンテスト「 #フレッシュチーズのある休日 」です。
noteで投稿をしているクリエイターさんとCHEESE STANDが出会えるようなことができないかと考えて企画したもの。
noteの読者の方との交流は初めてだったので、参加してくれる方がいなかったらどうしようと不安でもあったのですが、なんと7名の方が参加してくださいました。もうそれだけでうれしいんですけど、中にはCHEESE STANDとの出会いの思い出や日常の風景のなかでのチーズの物語を読むことができ、とても感銘を受けました。
こうした、チーズ好きの方々が見ている「風景」をnoteでどんどん伝えていくことができたら、こんな景色を見てみたいなぁという人が増えていくんじゃないか。それが巡りめぐって「日常的にチーズが食卓に上るような文化を日本に作りたい」という目標に少し近づくことができるのではないかと、思うようになった企画です。
「ファンベース」の意味を知ることができた
投稿コンテストで感じた「チーズ好きの方々が見えている景色」を伝えていくことは、CHEESE STANDが目指す「ファンベースカンパニー」の実現にも関係していると思っています。
そうそう、ファンベースを提唱してる、コミュニケーション・ディレクターでさとなおさんの愛称でも知られる、佐藤尚之さんとファンベースカンパニーのCEO・津田匡保さん、CHEESE STAND代表の藤川真至ともに「これからのCHEESE STAND」についてオンラインディスカッションができたのは、すごく大きな経験でした。
それまでも藤川さんからファンベースの概念については聞いていましたし、さとなおさんの著書も読んでいて理解していたつもりですが、やはり実際にご本人たちからお話を聞くとバババっとファンベースのイメージが膨らんでいきます。
ファンベースの概念のなかでポイントになるのは、サービスを利用するユーザーのなかでも上位2割の「コアファン」と呼ばれる方々の声を大事にサービス作りをしていこうという考え方ではないかと思っています。
そのコアファンの方々が見ている景色「こんなにCHEESE STANDっていいんだよ」と周りの方に話してくださる。そういった連鎖的が広がっていくことをファンベースの考え方では理想としていることもあり、投稿コンテストで感じた「チーズ好きの方々が見えている景色」をどんどんまわりに伝えていくことに通じるのではないかと思うのです。
そういった意味では、インスタライブシリーズもCHEESE STANDを好きになってくださっているシェフや生産者さん、チーズ職人の方々の景色をお伝えするということでは、ファンベースの一つの姿なのかもしれません。
note2年目に向けてやってみたいと!
note1年目では、「ファンベース」についての考え方をnoteを通じて理解しながら少しづつその概念を活かし2年目では、さらにファンベースな取り組みをnoteでも強化していきたいと思っており、こんな企画ができないかなと考えています!(まだ企画段階です)
①CHEESE STANDが大好きなお客様へのインタビュー
CHEESE STANDに対して愛情をもって応援してくださっているファンの方々に、CHEESE STANDとの出会いや、日々の楽しみ方などをお聞きしていくファンインタビューの企画です。
note投稿コンテストでも感じたのですが、有名無名とか関係なく、人生はドラマティックで感動的なものだと感じました。「そんな大した出会いなどないですよ」と言われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私たちにとってみればどれも素敵すぎる出会いだと思うのです。
そんな、あなたとCHEESE STANDとの出会いを、グループだったり対話のような形で話ししていただくシリーズができたらと思っています。
②投稿コンテスト第2回をやりたい!
じつは、投稿を企画した私たちの方が感激してしまったというのが本音なのですが、投稿コンテストの第2回をやってみたいですね。
前回は「 #フレッシュチーズのある休日 」というテーマでしたが、2回目はもちろん投稿テーマを変更するだけでなく、レシピコンテストのようなものも開催できたら楽しいかもと思っています。
詳細は、まだまだ先の発表になるかと思うのですが、ぜひまた多くの方にご参加をしていただきたいと思っております。
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note2年目もnoteを通じてチーズの魅力を知っていただくことはもちろんのこと、世の中に情報が溢れかえる今、CHEESE STAND自ら中で起こっていること、考えていることを発信していきたいと思います。
その上で、これからのCHEESE STANDの新しい価値を一緒に作り上げてくださるファンの皆さんと「共感」「愛着」「信頼」をともに育て、皆さんとのつながりを少しでも厚くしていけたらなと思います。
どうぞよろしくお願いいたします!
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edited by Ichiro Erokumae