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休職中の23歳女、chocoZAPへ行く。

chocoZAPに入会し、初めてのトレーニングに行ってきた。


これまでの運動遍歴

私は運動が大の苦手である。
中高時代も文化系の部活で過ごしており、人生で運動に打ち込んだ時期は一度もない。

運動に課金した経験としては、以下の二つがある。
スポーツジム
→大学4年の夏休みに入会し、一度も行かないまま退会。かなり通いやすい立地であったにもかかわらず、服やタオルや飲み物、シューズ(これが私にとっては一番心理的ハードルが高い。なぜなら重いし嵩張るし綺麗じゃない感じがするから……)等ジムグッズを用意して出かけるのが面倒だった。

ヨガ教室
→大学4年の後半〜社会人になって数ヵ月目まで通ったが、引っ越しに伴い退会。ジムと違ってヨガはシューズを用意する必要がないことや、チケット制でわりと直前でも予約できることもあり、続けやすかった。ヨガはゆったりした運動というイメージがあったが、柔軟性やスタミナが結構求められる。毎回ヒーヒー言いながらレッスンに参加していた。(特にダウンドッグというポーズは足の柔軟性が乏しい私にとってはかなり苦しかった。)感じたメリットとしては、毎回レッスンの最後に照明を落として死体のポーズを行う時間があり、これがマインドフルネス的な効果があったほか、レッスン中はスマホを見ることがないため、デジタルデトックスになる。個人的に感じたデメリットとしては、小さい教室がゆえに何回か通ううちに講師の先生に顔を認知されてしまうことだ。これは人によっては続けるモチベーションになるという点でメリットにもなると思うが、私の場合はプレッシャーに感じてしまうタイプのため微妙だった……。

引っ越してからも自分に合いそうなヨガやピラティスの教室、自治体のやっている安価でレッスンを受けることができるスポーツセンター的な施設を探してみたが、通いやすや値段の観点から気にいるところが見当たらず、どこにも行っていなかった(フルタイムで働きながらジムの時間を捻出するの、なかなか難しい。)流石に全く運動をしないのはダメだという意識があって、自宅でYouTubeを見ながらの筋トレやラジオ体操を続けたり中断したりしながらゆるゆると行っている。

chocoZAPに行こうと思った経緯

通える範囲にchocoZAPがあるのは認知していたが、見つけて即通おう!という決断には至っていなかった。理由はジムに一度も行かずに退会した前科があることと、本当に3000円ぽっきりでいいの?安いということはあまり良くない点もあるからでは……とか、急に街に増殖するものってなんとなく信用ならない……とかいう猜疑心があったからだ。

しかし、休職中であるここのところ、気分が落ち込むことが多く、「肉体的なストレス(=疲労)があれば、精神的ストレスを感じにくい」というTwitterで見た言説を思い出し、それではなにか運動をしてみようと思った。ずっとやってみたかったダンスも頭をよぎったが、めぼしい教室が少し遠いことと、まずは踊るための体力をつけたほうがいい、ついでに安いほうがいいということでchocoZAPに白羽の矢がたったのだ。ポッドキャストを聴きながら緩くランニングや筋トレをしてみたい。会員登録はスマホで完結した。

いざ、chocoZAPデビュー

chocoZAPのある建物のフロアへ到着すると、ランニングマシンなのか、なにやら機械音が聞こえてきた。ドギマギしながら専用アプリで会員証をかざし中へ入る。受付などは無く、5名程度の人がそれぞれランニングや筋トレに勤しんでいた。

着替えスペースは男女の区別がなく、アパレルショップの試着室のような鏡のある鍵付きの個室が一つあった。中に入って着替える。体重計があったが、壊れていたため、乗ってみても0.00Kgと表示された。

ロッカーとして鍵や扉のないシンプルな棚がある。そこに着替えや飲み物を置いて、貴重品はポケットにしまう。

目当てのランニングマシンは埋まっていたため、サイクリングマシンに乗る。専用アプリにマシンごとの使い方があり、推奨される負荷や使用時間もあるため初心者にはありがたかった。指示通り15分漕いだ後は、肩周りの筋肉を鍛えるマシンをアプリの指示通りこなした。まだ余力があると感じたのでさらに15分間自転車を漕いだ。

水分補給と着替えをして、トータルの滞在時間は40分程度。程よく体が温まる程度に運動ができ、来る前よりも少し気分が高揚していた。

感想

全体を通してかなり良い体験ができたと思う。そもそも運動がメンタルによい影響をもたらすことが実感できたし、chocoZAPは私のような運動に苦手意識はあるものの習慣化して心身の健康を保ちたい、そして面倒くさがりやである、というニーズとぴったり合致していると感じた。以下、ざっくばらんに詳しい感想を記述する。

①入会手続きが簡単

宣伝文句の通り、ものの数分で会員登録が完了し、ジムが利用できる状態になった。ほかのジムであれば入会手続きをする日を予約して、書類を書いて、説明を聞いて……とそこそこの工数がかかるが、そこを省略できたのがよかった。思い立ったが吉日、すぐにトレーニングが始められるのは面倒くさがりやにぴったりだ。

②アプリのUXが優れている

入館証やマシンの使い方の説明のほか、セルフエステなど一部機能の予約機能、各店舗のリアルタイムの混雑状況の確認などを一つのアプリで利用することができる。他のジムに通った経験が少ないため、比較することはできていないが、入会した初日からストレスフリーに使用できた。特に混雑状況の表示は、最寄りの店舗が混んでいれば空いている近隣の別の店舗を利用するなどの判断が無駄足を踏むことなく可能なのでありがたい。

一つ不満があるとすれば、目標体重とその達成状況を管理する機能だ。私は痩せ体質で筋力を付けて標準体重に近づけたいため、目標体重は現在の体重よりも重く設定したのだが、アプリでは「目標達成」と表示されてしまう。必ずしも体重を減らすことを目的としている人ばかりではないため、減量したいか増量したいか、あるいは体重はそもそも気にしたくないのかを最初に選択できると良いと思う。

③徹底的に無駄がない、それゆえ安い

受付、トレーナーなどを担当するスタッフが常駐していないため、人件費がかからない。不定期でトレーナーがいる日があるようで、アプリで各店舗ごとにトレーナー出勤予定日がカレンダーで確認できるようになっている。何かわからないことやトレーニングする上での悩みを聞いて欲しいときは、その日をめがけていくといいのだろう。また、男女別の更衣室、鍵付ロッカー、シャワールームなど、一般的なスポーツジムにはありがちな設備がない。

人件費と設備投資がないため、これだけ安い会費で多くの店舗を展開できるのかと納得した。淡々とマシンでトレーニングをしたいだけの人にとっては、少し不便だったとしても安く上がるというメリットは大きい。

④出かけることが気分転換になる

YouTubeでいくらでもトレーニング用の動画があるし、ジムのために外出するのは億劫である。しかし、各々が干渉し合わず淡々とトレーニングをするだけの場であっても、家にいるよりは社会に参加できている実感が持てる。職場でも家庭でも無く、月額およそ3000円で24時間いつでもいられる(ずっといれば迷惑にはなるが)居場所があるのは、運動の効果と合わせて、メンタルに良い効果をもたらす気がする。

⑤暑くも寒くもない場所で運動できるありがたさ

私は散歩が割と好きだが、この猛暑の時期は積極的に外を歩く気にはなれない。冬も寒さが苦手なため同様だ。涼しい空間で運動できるのはありがたい。

⑥とはいえ、どうモチベーションを保つか

目的があくまで健康の維持であるため、具体的な数値目標がなく、いつまで続けられるかが不安だ。とりあえずはポッドキャストを聞くついでくらいの気持ちで行ける日は毎日行き、行くと明らかに調子がいいということを体で覚えていこうと思う。







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