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ヘルスケアアプリの競合調査をしてみた

こんにちは。「FiNC×ピッチバトル」本選に参加するチーム「LiRo」の小幡のぞみです。

前回鶴ちゃんの記事で、Z世代は健康の中でも「承認・自己実現」「人とのつながり」に関心があることが分かりました。

そして今回は、「ヘルスケアアプリ競合調査」と題して
人気ヘルスケアアプリが健康のどの要素にアプローチしているのかを明らかにしていきます!

競合調査をします

半年ほど前に、インターン先でヘルスケアアプリの調査をしました。調査対象にFiNCも含まれていたので、今日はその記事を紹介します。

ヘルスケアアプリ利用ユーザー数ランキング ↓

ヘルスケアアプリランキング

出典:マナミナ「『ヘルスケアアプリ』市場の最新動向~女性向けのルナルナ、AI活用のFiNCなど」より

今回は「運動・健康管理」カテゴリにおける上位5アプリを実際に使ってみた所感をまとめていきたいと思います!

■分析アプリ
・dヘルスケア
・Google Fit
・S Health
・FiNC
※LifelogはAndroid版のみの提供でした。今回はios版が提供されている他4アプリを分析していきます。

実際にダウンロードしてみた

2位:dヘルスケア

dヘルスケア

出典:Google Playより

3位:Lifelog(Android版のみの提供のため、今回はダウンロードできず)

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出典:Google  Playより

4位:Google Fit

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5位:S Health

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出典:Google  Playより

6位:FiNC

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出典:Google Playより

そして、評価はWHOの健康定義から次の4つにしました。
・記録項目(=Physical面・Mental面:自分の健康状態を把握する)
・コンテンツ(=Spiritual面:悩みや疑問を解決する)
・利用ユーザーとの関わり(=Social面:仲間と一緒に頑張る)

・ポイント機能(努力の手助け)

そして今回は、無料で利用できる機能に限定してコメントをしていきます!

1.dヘルスケア

dヘルスケア

出典:NTTドコモ 公式サイトより

■記録項目
歩数、体重、血圧、脈拍
記録するとdポイントが抽選で貯まります。

■コンテンツ
記事は、「健康コラム」で確認できます。
個人的にすごく好きだなと思ったのが、カテゴリが悩み別になっていること。
例えば、
・肩こり・腰痛
・目の疲れ
・運動不足
・睡眠不足
…など、全14項目から選択できます。

■利用ユーザーとの関わり
dヘルスケア上では、特に用意されていません。
「みんチャレ」にはdヘルスケア公式チャレンジがあり、併用することで他の利用ユーザーと一緒に取り組むことができます。

■ポイント機能
記録・目標歩数達成・その他ミッション完了によりdポイントを獲得できます。
アプリ上だけでなく使えるポイントを貯められるのは、dヘルスケアならではの魅力です。

2.GoogleFit

googlefit_ロゴ

出典:Google Fit 公式サイトより

Android標準アプリですが、iPhoneユーザーの方も多いと思うので解説していきます。
「運動を記録して健康的な生活を」というサブタイトルが付いているように、運動記録に特化しています。

■記録項目
歩数、体重、睡眠、心拍数、アクティビティ
アクティビティは、「通常の運動」と、「ハートポイント(強めの運動)」に分けられます。
すごいのは、歩く速さによって、「通常の運動」と「ハートポイント(強めの運動)」に分類されること。

• 通常の運動(分)
健康を維持するためには、座る時間を減らして動く時間を増やすことが大切です。たとえばエレベーターに乗らずに階段を使ったり、コーヒーを飲みに行く代わりに散歩に行ったりといった、1 日の中でアクティビティに費やしている時間を通常の運動として計測することで、小さいけれども健康維持に役立つ変化へのモチベーションを得ることができます。
• ハートポイント(強めの運動)
心拍数が上昇するアクティビティは、健康を増進させるのに役立ちます。ハートポイント(強めの運動) は、そうしたアクティビティに対して加算されるポイントです。たとえば、犬の散歩中に歩くペースを早める程度の適度な運動であれば 1 ポイント、ランニングやキックボクシングなどのハードな運動であれば 2 ポイントなどといったように、運動の負荷に応じてポイントが記録されます。

出典:Google Fit 公式サイトより 

さらに、「アクティビティ」で記録できる運動の種類がたくさん!
「ジョギング」「自転車」はもちろん
「サッカー」「エアロビクス」「アイススケート」「ウェイクボード」…
ありとあらゆるスポーツが記録できます。

■コンテンツ
記録のみで、情報の提供はありません。

■利用ユーザーとの関わり
他ユーザーとの関わりもないようです。

■ポイント機能
記録することで、ポイントが貯まるといった機能もありません。

3.S Health

Shealth_ロゴ

出典:S Health 公式サイトより

ios版では、「Samsung Health」という名前で提供されています。
個人的に、色合いがとても好きです。

■記録項目
歩数、食事、水分量、カフェイン量、体重、睡眠、心拍数、エクササイズ
記録できる項目がとにかく多いのが特徴です。
たしかに「水はたくさん飲むべき」とよく言われますが、自分がどれぐらい摂取できているかは分からないかも…
使ってみると分かりますが、ボタン一つで入力完了できるんです。「一杯飲んだらポチっと記録」と手軽にできるのが魅力ですね。

エクササイズは「Google Fit」同様に、種類が豊富。
「カイトサーフィン」「ハンググライダー」など、やったことないものもたくさんあります。

■コンテンツ
「一部の国でのみ利用可能」とのこと。

カスタマイズされたニュースで、興味のある健康に関連するニュースを毎日チェックできます。プロフェッショナルからのヒントを参考に、丈夫で健康な体を維持しましょう。(一部の国でのみ利用可能)

出典:S Health 公式サイトより

そういったメニューは見当たらないので、日本は対象外のようです。

■利用ユーザーとの関わり
「Together」という機能でできます。
ただし、利用するにはSamsungアカウントの作成が必要。
週間歩数を友達と競ったり、世界中の人と競争したりもできます。

■ポイント機能
ポイント付与の機能は特にありません。

4.FiNC

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出典:FiNC 公式サイトより

■記録項目
歩数、体重、睡眠、食事、生理、心拍数、血圧、糖代謝
生理日が記録できるのはFiNCだけですね。
ダウンロード時に身長を入力するので、自動的にBMIも記録されていきます。便利。
記録していないと、絶妙なタイミングでリマインドしてくれるのもありがたいです。FiNCちゃんさすが。

■コンテンツ
とにかく豊富。食事や運動、スキンケアなども配信しています。しかも全て専門家監修という…。すごい。
記事だけでなく、動画での解説も。マッサージや運動は動画があるのですごくありがたいです。
文字だけでは、ポーズがいまいち分からなかったり、「これ合ってる?」と思うこともよくあるので。

■利用ユーザーとの関わり
「FiNCゆるラン部」をはじめとしたグループ機能、タイムライン投稿機能、ある意味SNSの形で他ユーザーと関われるのがFiNCの特徴です。
一般ユーザーだけではなく、北島康介さん、ゆうこすさんなどプロアスリート、有名芸能人も公式ユーザーとして参加しています。
公式ユーザーは今後も増えていくそう!楽しみ!

■ポイント機能
健康記録、ミッションクリアで「FiNCモール」で使えるポイントが貯まります。
貯まると、美容・健康グッズが購入できます。
ポイントを貯める → 健康に近づく → 美容・健康グッズ購入 → さらに健康になる → …
これ以上にない好循環。

まとめ

まとめると、こんな形に ↓
20191022_ヘルスケアアプリまとめ

健康の4要素で再度まとめると、こんな感じ↓

調査まとめ_表

Z世代の関心が、Social面(=人とのつながり)、承認・自己実現(=Spiritual面)に向いていることを考えると
ヘルスケアアプリを浸透させるには、
Social面・Spiritual面の機能をZ世代にとって魅力的なものにすることが近道ではないでしょうか。

次回は、鶴ちゃんによる
FiNCのSocial面・Spiritual面の機能「FiNC部活」深堀記事です。お楽しみに!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!