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三十路とブライダルチェック①

※私、Kanakoは医療の専門家ではありません。文章は私の経験や感想等に基づいて書いています。ご理解の上、記事をお読みください。

ブライダルチェックって知っていますか?


私も人生計画を考える前まではこのワードを知る余地もありませんでした。

ブライダルチェックとは自分に充分な「妊娠力」があるかどうかを知る検査です。項目は病院によってそれぞれです。

そもそもなぜ私が「ブライダルチェック」を受けようと思ったのかを先に話したいと思います。
去年の10月、自分の住む地域で女性の権利や社会進出等について考える某カンファレンスが行われて私も運営に関わらせてもらったことがきっかけでした。私の担当は「生殖医療」と「女性の政治参加」で、生殖医療について話してくださった産婦人科医との出会いが私の考えを動かしました。

私は27歳で大学に再入学して教員になるために勉強に励んでいます。
27歳のときに時に、周りからよく聞かれたことは「子どもどうするの?」でした。
私の進学をよく理解してくれる家族に恵まれたおかげで大学4年生までこれたけれど、来年から31歳でやっと社会人復帰、キャリア形成を最優先にしていたら子どもを授かるタイミングを見つけることすら難しいかもしれないですね。
4月で30歳になり一つの壁が私の前に立ちはだかり、より一層その不安が私の脳裏をよぎるようになりました。

27歳女性で大学に戻る時点では、妊娠出産への想いに蓋をしていたけれど、カンファレンスで話をしたり、自分が携わりたいと考えている教育のイベントやプロジェクト等で色んな子どもと関わったりする中で、自然と母性が溢れ出すことも多々ありましたよ。うん。子どもは本当に素晴らしい。

ただ、それでも未だに「自分の子どもが欲しいのか」と自分に問うてるところです。
何かと未来が見えない、不安定な時代に私は子どもを残したいのか。国際時事を学ぶ身であるからこそ、答えを出すことに苦しんでいます。だったら今存在する子どもをたすけたい、その思いの方が強いくらいです。

夫は最大の理解者であって、
「どちらでもよい」と言ってくれます。
実際、彼の親戚に子どもを授かることを選ばずにキャリアを優先した夫婦がいるらしいです。彼はその夫婦を心から尊敬しているし、なにより二人が自分たちのキャリアを成功させているので、経済的に「よい暮らし」をしていると教えてくれました。んーなるほど。

でも…「よい暮らし」って?


定義ができません。
きっと一生、定義ができないでしょうね。人それぞれだもん。
でも自分の「よい暮らし」はどんな姿なのだろうか。

モヤモヤしていますが、唯一、私が確信しているのは、妊娠の適齢期の限界がくる、ということです。
タイムアップが来る前に必ず私は悩むでしょう。
タイムアップといっても一般的に言われているタイムアップと個人のタイムアップはぞれぞれです。

体質的に30代の方もいれば40代でも大丈夫な人もいます。
だから私は専門医師のもとでそれを知りたいと思いました。

自分のタイムリミットを知って人生計画を考えたい。
最善な道を考えたい。

でも多くの人が生活に必死で自分の体がどうなっているかを知る機会を失っているという話題がカンファレンスであがりました。

生理痛は鎮痛剤で治す。
セックスはコンドームを付けているから大丈夫だろう。
パソコンとにらめっこをして一日座位勤務、エアコンが強いオフィス。
疲れたから今日はコンビニでいいや、ダイエットしているから食べなくてもいいや。

生活の全てが自分の体を作るキーポイントになっているけれど忘れてしまう。
だからこそ、いざ妊活を開始しようとしても妊娠しにくい人がいる。

「もっと早く検査しておけばよかった」

そう涙をこぼす人があまりにも多いそうです。
だから私は、今すぐに妊活をしないにしてもブライダルチェックをしたいと思いました。


次の投稿では実際に行った検査内容について話します。

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