新しい色に出会えた
うまく沈殿しなかった藍でシーツを染めてみました。
バケツに作った藍液に、何度も浸けては出してと繰り返しました。
最後に1時間くらい浸けてから流水で水中酸化させました。
あまり色は変わらずブルーのままでした。
真っ白いシーツの生地がブルーグレーに仕上がりました。
なかなか出そうと思って出せる色ではないので貴重です。
畝二つ分の一番刈の藍がたっぷり入った藍染めシーツが完成しました。
育てた藍を無駄にすることがなく、大きな染め物をすることになりました。
天然素材だけでの沈殿藍づくりはうまくいきませんでした。
そこからわかったことは、菌の力、すくもによる藍建て、洗っても色落ちしない本建て正藍染、2年前に師から基本を教えてもらった中に全てがあったということです。
習ってきたことができるようになるまで、何度も繰り返していかなければならない長い道のりです。
藍建ては二年に一度だとして今の環境では夏~秋にしか染められない。
一日染めたら翌日はだいたいお休み、晴れの日にしか染められないとしたら、一生の間にあと何回藍染ができるでしょうか。
その時に出会える色を楽しみにして、毎回染めていきたいと思います。