ここでつまずく!学習のポイント【小学2年生】
先生や上級生にお世話されることが多かった小学1年生。2年生になると、すっかりお兄さん・お姉さんですね!
「もう2年生なんだから!」と言いたくなることもあると思いますが、1年生に比べると勉強はグッと難しくなりますし、お友だちとのトラブルも増えてくる時期。
急に手を離すのではなく、できることを徐々に増やして自信を育てましょう。
それでは、小学2年生がつまずきやすい学習のポイントを見ていきます!
国語
漢字の書き方
小学1年生で習う漢字が80字なのに対し、2年生で習う漢字は2倍の160字!
漢字の画数も増え、形も難しくなります。注意したいのは「字体」、漢字の骨組みです。
例えば「右」と「石」は、斜めの線が上につき出るか・出ないかで違う漢字になってしまいます。
違う漢字になってしまうと教えれば、さすがにお子さんも丁寧に書くしかないかも⁉
ひとつずつ、しっかり覚えていきましょう。
長文読解
小学2年生では、長い文章を読むようになります。
まずは、音読。
短く区切った文からはじめて、徐々に長くしていくことで、最後までスラスラ読めるようにしていきましょう。
長くなると読めなくなる場合は、見える文章の分量を下敷きで隠して調整したり、一文読んだら深呼吸するなどしながら、一度に読める分量を増やしていきます。
次は、内容の理解です。
いつ・どこで・だれが・何を・どうしたか、文章から内容を具体的に把握し、イメージできるようにしていきましょう。
算数
筆算
筆算でつまずきやすいポイントは、4つあります。
① 1の位、10の位を上下で合わせられない?
マス目のあるノートを使って、位を合わせて書く練習をしましょう。
② 位の概念がわからない?
10円玉や、マグネットを使った「ボックス法」など、目に見えるものを使うことが理解の助けになります。お試しください。
③ 計算ができない?
「合わせて10になる2つの数の組み合わせ」に慣れましょう。この方法は、1年生のつまずきやすいポイントでご覧ください。
④ 筆算を使う意味がわからない?
暗算ができるばかりに筆算を面倒くさがるお子様には、もっと難しいかけ算やわり算に備えた練習だと伝えましょう。
九九
かけ算の仕組みを理解することが必要です。
かけ算は「1あたりの数×いくつ分=全体の数」です。1袋に2枚入っているクッキーなどを使って、目に見える形で、しっかり理解させましょう。
次に、九九の暗記です。九九を楽しく覚える方法は、5段階に分けられます。
① 歌で覚える
リズムに合わせて、声に出して覚えましょう。音源や動画は、YouTubeや学習教材を使うと良いでしょう。
② 表で覚える
目につくところに「九九表」を貼りましょう。無料でダウンロードできるものもありますので、お子様が見やすいものを選びましょう。
③ アプリで覚える
だいたい覚えてきたら、アプリを使って慣れていきましょう。
一人でも答え合わせできるアプリなら、ゲーム感覚で遊べるのでおすすめです。アプリストアで「九九」と検索すると、たくさんのアプリがあります。
④ カードで覚える
単語カードやカルタを使って、素早く答える練習をしましょう。
表面にかけ算、裏面に答えを書いておきましょう。クイズ形式で出題すると、楽しい遊びになります。
市販品も出ていますが、白紙の単語カードや名刺大のカードを買って、お子様に書いてもらうのも良いでしょう。
⑤ ドリルで覚える
最後はドリルで総仕上げ。どれだけ早く解けるか、タイムアタックをして記録をすると、毎日がんばる励みになるでしょう。
分数
3年生で本格的に分数を習う前に、2年生では「半分」や「4分の1」という言葉の数学的な意味を習います。
リンゴなどを使って、「半分」を目で見て理解できるようにしましょう。
折り紙や、いろんな形に切った切り紙を使うと、図形をとらえる力も身につきます。数字の感覚と合わせて、育てていきたい力です。
「4分の1」が視覚的にわかったら、「1/4」というお子様には見慣れない書き方にも慣れていきましょう。
単位
2年生は、長さや面積、体積など、さまざまな単位を習います。
定規や水筒などを実際に使いながら、どのくらいの長さ・体積なのか、単位に「実感」をもたせましょう。
また、デシリットルからリットルに変更するというような単位の換算も、つまずきやすいポイントです。
1の位、10の位といった位取りができていないと理解が難しいので、位取りがわかっているかどうかも確認しておきたいところです。
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