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メンターコーチングを活用してコーチレベルを急速に数段階アップするための上手な受け方教えます
こんにちは!橋本ゆり香です。銀座コーチングスクール日本橋校の代表兼講師として、コーチ育成に力を注ぐ日々を過ごしています。
当記事ではコーチが実力を上げていく上で超絶頼りになるメンターコーチングについてご紹介します。意外に知らない方も多いサービスなので、「メンターコーチングってなに?」という基本情報から、「メンターコーチの選び方」「メンターコーチングの上手な受け方」まで全部お話しようと思います。コーチやっているのに「メンターコーチングまだ受けたことない!」という方はぜひ覗いて行ってくださいね!
メンターコーチングとは
シンプルに言えば、メンターコーチングとはコーチがそのセッション力向上のために受けるコーチングセッションです。よく混同されるものに、スーパーバイザーが行うコーチングスーパービジョンというものがありますがこれらは別物です。コーチングスーパービジョンとはコーチが自身の内面の調整・成長のために受けるコーチングセッションです。コーチングを行う上でコーチの状態が大変重要なことを考えれば、どちらも効果的なセッションのためと言えますが、メンターコーチングはよりその技術面に焦点を当ててセッションを行います。
国際コーチング連盟(ICF)の認定資格取得要件として10時間以上のメンターコーチングを受けることが必須とされていることから、ICFがメンターコーチングによるコーチの技術向上を重要視していることがうかがえます。
ICFの資格取得のために仕方なく?メンターコーチングを受けなきゃって思っているコーチも多いと思うのですが、これはもったいない。こんなにコーチとして大きく成長できるチャンス他にないですよ!資格取得のためだけでなく、コーチとしての壁を突破したい時に積極的に活用しましょう。
コーチの実力をどこで測るか
コーチングセッションのやり取りって、毎回LIVEでその時その時に起きることが全てでクライアントも毎回変わる。同じクライアントだとしても、同じセッションなんてひとつもない。そう思うと、コーチは何を軸に自分の実力を測ればよいのか悩みませんか。素晴らしくナチュラルなコーチングセッションと心地よい雑談の境目、見分けられますか?
うまくいった時でもうまくいった理由がわからないから再現性を持てない。失敗しても何を失敗したのかイマイチわからない。もはやクライアント次第なのでは?なんてクライアントのせいにする始末。
これらのもやもやは私が新米コーチの時に感じていたものです。
コーチの道をいくらか歩んできてわかったことは、自分がクリアした課題ははっきり見えるということ。視野の階層がひとつあがるイメージです。下の階にいる時はわからなかったことが、上の階から見れば何が起きているかはっきりと見て取れるし理解できます。メンターはこの階段をたくさん上がってきた人だとも言えます。メンティであるコーチが何に躓いているのか、セッションを少し見るだけではっきりとわかるので、必要なサポートができるんです。
それら先人達の知見を世界中のコーチから集めて言語化した結晶が、ICFの倫理規定とコアコンピテンシーです。なんとありがたいことでしょう!ここに示されるたくさんのポイントをどれだけセッションで表現できるかが、即ちコーチの実力の物差しとなります。メンターコーチングもまさにこれらの指標に基づいて行います。
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メンターコーチの選び方
「メンターコーチってどうやって選べばいいですか?」とよく聞かれます。
そんな時にお返しするのがこちらの質問。
①「あなたは何のためにメンターコーチングを受けたいの?」
当たり前のようですが、一番大事なことは目的に合わせて選ぶことです。
ICF認定資格ACCの実技試験合格
資格更新要件を満たすため
コーチとして実力を上げたい
コーチングの幅を広げたい
目的に向けてどんな風に進みたいのか、というのもポイントです。
本来「ACCの実技試験に合格する」と「実力向上」は同義ですが、試験対策して合格しやすいセッションを一本つくりあげることを主軸にするのか、どんなクライアントにも対応できるように実力を底上げすることを主軸にするのかでは、選ぶメンターが変わります。
試験に合格することだけをまず目指すなら、音源を聞いてPCCマーカーと突合せ、足りない部分について「こういう質問を入れましょう」と具体的にコーチが点数を取るための関わりを指導してくれるメンターが心強いのではないでしょうか。
一方でコーチが今まさに困っている課題(いつもセッションが堂々巡りしてしまう…など)に対して、セッションに何が起きているのかを紐解きながら、自分が目指すコーチ像に近づくための指導をしてくれることをメンターに期待する方もいるでしょう。
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②自分が目指したいコーチングセッションをするコーチかどうか
目的に合致したメンターを絞れたなら次に大切なポイントはこちらです。
コーチにはそれぞれ色んなカラーがあります。尊敬するコーチをメンターに選ぶのはよいのですが、そのメンターのコーチングセッションと自分が目指すスタイルに乖離はありませんか?
とても情熱的な強みのある若手コーチが、どしんとした器の静かで成熟したコーチングを強みとするメンターに師事した後、自分の強みを消したようなコーチングスタイルに変わったのを見たことがあります。
目指すコーチングスタイルを持つメンターに師事するのがオススメですが、あえて違う強みを持つメンターから学ぶなら、何を習得したいのか自覚的に受けることを覚えていてくださいね。
③ICF倫理規定及びコアコンピテンシーに対する深い理解があるかどうか
メンターを選ぶ上での最後かつ最重要なポイントがこちらです。
「え?メンターなのに理解がないということがあり得るの?」って思うかもしれません。実際にはPCC以上(ACCなら更新2回以上)のコーチならメンター資格が得られます。
自分ができることとそれを正しく伝え指導できることには大きな溝があることはご想像の通りです。そのため、せっかく高額なメンター料金を支払ったのに「ただのコーチングセッションと変わらなかった」「雑談で終わってしまった」という声も少なくありません。メンターを依頼する事前面談があるのであれば、その点をしっかり確認することも大切です。
メンターコーチングの受け方のコツ
コーチングセッションを受ける時って特に準備しないことが多いので、そのノリでメンターコーチングを受けようとする方もいるのですが、メンターコーチングを受ける時は、しっかり準備するのがコツです。どれだけいいメンターから受けても準備なくして最大限の恩恵は得られません。
具体的な準備の一例)
セッションの実施
リアルクライアントにぜひこだわって!コーチ同士の練習では予定調和になりがちで自分の課題が出にくいので効果半減ですセッションを聞き直し、自分のできたことや課題に感じていることを整理
メンター提出音源の準備
全部提出する場合もどの部分を特に聞いてほしいのかを抜き出しておくメンターコーチングで特に解決したいこと、知りたいことの言語化
実際に必要な準備の詳細は各メンターによって異なるので、メンターに確認してくださいね。
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橋本ゆり香のメンターコーチング
力が入りすぎて既に3000文字を超える文字量になってきました。
ここまで長文を読んでいただきありがとうございます。
最後に、橋本ゆり香が現在提供するメンターコーチングのサービスについて紹介します。ご興味を持ってくださった方は続けて読んでくださいませ。
橋本ゆり香
PCC / ORSCC 通算セッション時間 1000時間以上
ICF Japan Code&CC研究会3期修了、Code&CCアンバサダー
セッションは傾聴力が強み。関係性コーチングの智慧を持ち込んでメンターコーチングを行うところが特徴。
メンターコーチングで大切にしていることは本質的であること。試験合格は一つのマイルストーンとしコーチ自身の技術的・内面的成長を大事にする。
ICF資格取得のためのメンターセッション
100分x6回 176000円(税込)
単発メンターセッション
100分 33000円(税込)
オンライン通話システム(ZOOM)使用
セッション2日前までに自身のセッション音源と、セッション準備シート(決まった形はありませんが準備内容はお申込者にお伝えします)を提出
メンターコーチングを受けたコーチの声
お申込み前のご相談や面談も行っています。
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