クリエーターズマーケット vol.41に参加して、試したこと。
昨年なのですが、11月30日〜12月1日の2日間、クリエーターズマーケット VOL.41に参加しました。
私が初めて出店したのは2019年6月です。前回の様子についてはこちら。
・クリエーターズマーケットVol.40に参加しました
今回の出店が2回目となりました。ありがたいことに前回よりも興味を持ってくださる方や、商品を購入してくださる方が沢山いらっしゃいました。
今回は、1回目の出店の反省点を踏まえて、以下の2つを試してみました。
・ブースの前を通る来場者に、挨拶をし続けた。
・悩んでいた、イラストパネルのレイアウトを変更した
今日はその結果について書いていきます。
前回の反省点。くまこと、商品のことを「伝える」ことができなかった
前回のクリエーターズマーケットでは、ブースに人がいない間は、iPadでイラストを描いていました。くまこを描いている様子を見てもらえますし、興味を持ってもらえるかなと思ったからです。実際に、足を止めてくださる方もいらっしゃいました。
しかし、せっかく足を止めてくれた方に、私はくまこのこと、自分の商品について何をどう伝えたらいいのか分からず、購入してくれるのをただ待っている状況が多くありました。
お客さんと自分との間に、思い描いていたような交流ができず、とても悔しい思いをしました。
出店する本当の目的を思いだした
そもそもなぜ、今回も出店しようと考えたのか。
それは「1人でも多くの人にくまこの名前を覚えてもらいたい」と思ったからです。もっともっとくまこを拡めたい。出店を決意した本当の目的を思いだしました。
だから今回のイベントでは、開場中はイラストを描かず、お客さんと過ごす時間、交流をめいっぱい楽しむのを第一に参加しました。リラックスした状態の方がくまこのことも、商品のことも、楽しく伝えられるだろうと考えたです。
結果として、前回よりもお客さんとお話ができたり、SNSで繋がったり、売上も倍以上となりました。
今回の出店で、試してよかった2つのこと
1つ目:ブースの前を通る来場者に、挨拶をし続けた。
今回こそは、お客さんとふれ合いたいと思い、ブースの前を通るみなさんに「こんにちは!」とずっと挨拶をするようにしていました。
2日間、この挨拶を続けたことで、前回とは大きく異なることが起きました。
・ハンドメイド市場を調査に来ていた、企業の担当者(2社)と交流ができた。(なんとその場でくまこのLINEスタンプを購入してくださいました!)
・「猫じゃなくて…くま?」と笑ってくれる方が沢山いた。
(2日間で30人ぐらい)
・商品の購入、ブースに立ち寄ってくれる人が圧倒的に増えた。
・お客さんにくまこのこと、商品について、何を伝えたらいいかわかってきた。
挨拶をすることで、ブースに寄りやすい、話しかけやすいと感じてもらえたのだと思います。雰囲気作りが大事だと感じました。
また、「猫じゃなくて…くま?」と笑ってくれる方がいたことで、くまこの特徴である「猫によく間違われるくま」は、実は興味を持ってもらえる特徴であり、名前を知ってもらえるきっかけになるのだと、みなさんの反応から知り得ることができました。
2つ目:悩んでいた、イラストパネルのレイアウトを変更した
くまこのグッズの中に「イラストパネル」があります。
イラストパネルは壁に飾ったり、棚に置いて飾ることができます。実際に、自宅では、くまこのイラストパネルを飾っています。
イラストパネルは、とくにお気に入りの商品です。
しかし、このイラストパネルの販売の仕方、伝え方をずっと悩んでいました。なぜなら今まで興味を持ってくれたり、手にとってくれる方はいらっしゃるのですが、どうしても購入にはつながらなかったからです。
そこで、イラストパネルのレイアウトを変更。できるだけ飾っている姿をイメージできるようにしてみました。
(レイアウト変更前)
(変更後)
イラストパネルを壁に飾るときは、裏面に両面粘着のシールを貼ります。
変更前は、ディスプレイ用の什器に置いて飾るのみでしたが、変更後は小さい黒板を壁と見立て、実際にイラストパネルの裏面を見せながら「こうやって壁に貼っていただけるんですよ」と伝えていました。
また、壁に飾るときに、お客さんが困らないよう粘着のシールの貼り方を描いた「壁へのかざりかた」を見せて説明もしました。そこには壁にイラストパネルを飾っている写真も載せています。
興味を持ってくれた、お客さんからの質問にいくつか答えたあと…
「これをください」とその場でイラストパネルをご購入いただけました!
とてもとても嬉しすぎる出来事で、一瞬、止まってしまいました(笑)
商品を見せるためのレイアウトはもちろんですが、購入していただいたあと、お客さんご自身が使用する姿をイメージしてもらうのは、本当に大切だと思いました。
特にイラストパネルのように、一見、どのように使用すればいいのか明確にわからない作品には、お客さんに伝わるための導線が必要なんだ、とあらためて感じました。
参加するたびに、お客さんから教えていただく
今回も参加をして、また気づかされることが多くありました。
たとえば、お客さんの商品を見る視線の動きから「この商品は手に取りやすいのだなあ」と感じたり、「このイラストで、ポストカードはないんですか?」と質問をいただいて「あっ、このイラストは人気なのか」と教えていただくことも。
逆に一度も手にとってもらえなかった商品は、なぜなんだろう?と考えさせられるきっかけとなります。でも、この考える時間もまた楽しいんです。
当日ご来場くださった皆さん、くまこのグッズを購入してくださった皆さん、本当にありがとうございました。
くまこのグッズを見ながら、どれにしようか悩んでいる方の姿を見ていたら、ウルっと来てしまいました。「私以外の誰かがこんなにくまこのグッズで悩んでくれるなんて」と感激していました。ありがたいです。
また出店した時は、ぜひお気軽にブースに遊びにきていただけると嬉しいです!これからも『おっとりくまこ』をどうぞよろしくお願いします。