【Pixel 7 Proファーストインプレッション】着実に進化。無難だけど、いいかも
Pixel 7 Proを購入したのでファーストインプレッションをお届けする。
開封
9月にZ Flip4を購入したこともあり、もともとPixel 7 Proを発売日に買う気がなかったけど、予約特典や10%オフクーポンなどに惹かれて購入してしまった。
箱を開けると早速インパクトのあるカメラ部分が現れた。
表面には紙製のフィルムが貼り付けてあり、ボタンや端子の位置を確認できる。
付属品はUSB-C to Cケーブルとスイッチアダプタのみで、ACアダプタはなし。そのおかげで箱がものすごく薄い。
今回購入したのはSnow(ホワイト)で、ホワイトの端末を買うのは初めてだったりする。Pixel 6 ProのSorta Sunny(黄色?)も個性的で好きだけど、純粋な白も悪くない。
ディスプレイ
ディスプレイは前モデルと同じQHD+の高解像度に加えて120Hz駆動で非常にヌルヌル。
Pixel 7 Proでは解像度変更に対応し、FHD+とQHD+のどちらかを選択可能。デフォルトではFHD+に設定されていた。
スマホのような小さな画面では近づかない限り違いはわからないと思うので、最大解像度を楽しみたい人はQHD+を選択して、特にこだわりのない人はバッテリー持ちを優先してFHD+で問題ないだろう。
セキュリティ
Pixel 7 Proでは画面内指紋認証に加えて、インカメラでの顔認証によるロック画面の解除に対応した。
ただし、以前Pixel 4に搭載されていた専用のセンサーによる3D顔認証ではないため、セキュリティが低い。そのためか自分の使っている銀行アプリの生体認証では顔認証は使用できなかった。
顔認証自体は爆速で瞬時にホーム画面へ遷移してくれるが、一度電源ボタンを押して画面を点灯させなくてはいけないので、電源ボタンを押さずに常時表示でセンサーの位置が確認できる画面内指紋認証を利用したほうが快適だ。
カメラ
広角
Pixel 6 Proから変わらず、メインの広角カメラは5000万画素の1/1.31インチセンサーを搭載。今年発売されたiPhone14Pro/ProMaxとほぼ同じ大きさでクアッドベイヤーセンサーなので、撮影された写真は1250万画素になる。
手前の文字はくっきりと見え、山肌も綺麗に映っている。
2倍のデジタルズームも画質の劣化は少なく、そこまで悪くはない。
超広角
超広角カメラは1220万画素のセンサー。Pixelの超広角は他社と比べて画角が狭く微妙だったが、Pixel 6 Proの0.7倍から0.5倍と画角が広くなっており、よりダイナミックな写真が撮れるようになった。
マクロ撮影にも対応したことで超広角カメラを使う頻度が増えるかもしれない。
望遠
一番期待していたのが望遠カメラ。4800万画素の1/2.55インチセンサーを搭載しており、Pixel 6 Proの4倍から5倍へと倍率が高くなった。
光学5倍からデジタル30倍までズームができ、30倍で撮った写真もスマホで見る分には使えそう。
手ぶれ補正も優秀なので三脚を使わず手持ちで30倍撮影ができてしまう。
Pixel 6 Proから着実な進化
画面の解像度変更に対応し、無駄な高解像度によるバッテリー消費の低減や画面内指紋認証の認証速度向上に加えて顔認証に対応。カメラはマクロ撮影に対応し、望遠カメラの手ぶれ補正が強く使いやすい。
Pixel 6 Proにあったイマイチなポイントが改善されて無難に使えるAndroidスマホの選択肢になった印象だ。
しかも円安の中、Pixel 6 Proから8,000円値上がりはしたものの、勝手に10%OFFの適用に加えて予約特典で35,000円が貰え、下取りを利用した人は更に安く買えたこともあり(自分は利用できなかったが)、逆に前モデルより安く手に入れることができたので買わない理由のほうが少なかった。