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偉人のマネは危険!織田信長に影響されすぎた結果がヤバい

勉強する気がゼロで、運動だけが取り柄だった僕。
当時の教科書は、正直、退屈な文字の羅列にしか見えませんでした。

小学校の頃の成績は散々でした。
テストは5教科合わせても100点くらい。
でも身体能力は高く、女子には体育の授業で圧倒的身体能力を見せて好きになってもらうタイプ。

5教科の中でも社会なんかは特に酷かったです。
テストも20点いけばいい方‥

でも今の僕は歴史が好きなんです。
特に戦国時代が。

なぜこんな変化が起きたのか?

変化のきっかけは些細なことでした。

僕は偉人の名言集が好きで、日頃から気分を上げるために偉人の名言を読むのが習慣でした。
その習慣で、三英傑(織田信長、豊臣秀吉、徳川家康)の言葉に出会いました。

もちろん社会のテスト20点の僕でも三英傑は知っていました。
でも名前は知っているけど実際に何をした人なのかはわかってはいませんでした。

そういえば、この人たち実際どんな人だったんだろう?

そう思って調べ始めたら、思いもよらない発見の連続でした。
戦国武将って、僕たちが想像するような荒々しい人たちばかりじゃなかったんです。

当時の家臣は自分の武将を裏切るのは当たり前。

そんな武将は、家臣にいつ裏切られるかわからないから味方につけておくために、いろんな施作をしたり、戦をするとなっても、いきなり攻めずにまずは相手に降伏を申し入れたり血が流れない方法をとっていた事など、意外なことばかりで夢中になました。

特に僕を夢中にさせたのは、僕が管理職になって組織を動かしていく立場になり、参考になることがいっぱいだったこと。

織田信長の斬新な施作や考え方など、とてもカッコよく思えた。
織田信長はゲームやアニメでよく「覇王」と呼ばれています。

当時の戦国武将は孫氏の兵法など中国書物を読む人が多くいました。
その中国書物の中に韓非子というものがあり、織田信長はこの韓非子を参考にし政策をやった人です。

この韓非子というのは「性悪説」といって人間は生まれながらにして悪い生き物。
だから規則やルールによって人を管理すべきという考え方で別名「覇道」と呼ばれています。
この覇道を行った武将だから覇王と呼ばれています。

僕はそういった織田信長に魅了された。

織田信長は昔から支えていた荒木村重という重臣を突如追放します。
これは韓非子で言うと恩賞必罰というもので頑張った者には褒美をあげ、ルールを守らなかった者には必ず罰を与えよという考え方。

織田信長はルールを守らなかったらずっと支えてきた重臣でさえも追放したのです。

僕はその時にこう思いました。

よし。僕もやってみよう

と。

僕は織田信長が荒木村重を追放したかのようにルールを守らない先輩からいろんな仕事を外していき、仕事を回さないようにしました。

結果、1ヶ月後に上司にガストに呼び出され叱られました。

なんでこんなことをするの?

と上司に聞かれましたが僕は、

織田信長に憧れて〇〇先輩を追放しました

とは言えませんでした。

やはり歴史に残るくらいの人のやり方は相当なカリスマ性があり、組織のトップでないとやってはいけないことを学びました。
中途半端な管理職がカッコつけて織田信長の真似をするとガストに呼び出されて叱られます。

歴史って、不思議と現代に通じるものがあるし、歴史に残っている偉人達は、たくさんの知恵を残しています。

〇〇先輩の追放事件は置いておいて、織田信長などの考え方などは管理職をやっていく上でとても参考になりました。

なんなら〇〇先輩も追放事件後、ルールを守ようになりました。

覇王」になるには、ある意味「嫌われる勇気」が必要になってきますが、悩みや壁にぶつかった時は、偉人を調べたりや偉人についての書いてある本を読んでみることでヒントが見つかるかもしれません。


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