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【寄生獣】「泣けなくなった、人間としての何かを失った」にびっくりした
私は最近「寄生獣」というアニメを見ているんですが、その中で「泣けなくなった、人間としての何かを失った」というセリフにびっくりしました。
私は小さい頃から、泣くことはありませんでした。自殺をしようとしても、動画を見ても、泣くことがありませんでした。
家庭では、感情を抑え込むように育ちました。泣くことは、恥だと思いました。泣くということは、気持ち悪いことだと思いました。弱みを見せることで、泣いたら軽蔑されたり相手が離れていってしまう、と思いました。
だから、虐待されても、いじめられても、どんなことがあっても泣くことがありませんでした。
心が麻痺していました。何も感じませんでした。何も感じないようにしないと、生きていけなかったんだと思います。何も感じないことで、辛い状況に適応し、生きながらえてきたんだと思います。
だから、「泣くことができなくなった、人間としての何かを失った」というセリフに、びっくりしました。普通の人間は泣くの!?と思いました。じゃあ私はなんなんだろう?元々人間じゃなかったのかな?と思いました。
泣くことは恥で、弱みを見せることで、気持ち悪いと思われることだと信じてきたから、当たり前のように「人間は泣くものだ」という価値観が出てきて、本当に驚きました。
ちなみに、私は最近泣くようになりました。「泣くことはいいことだ」「感情を洗い流す」「怒りや悲しみを溶かす」というような文言を何回か見聞きし、泣くことはいいことなんだ、と思いました。
そこで、ノートに「泣いてもいいよ」と一日10回くらい、半年ほど書きました。
そしたら、感動するドラマや映画を見たときや母親に抱きしめられたとき、泣けるようになりました。未だ、母親の前で泣くのは少し恐怖と恥と罪悪感を感じますが。
読んでいただきありがとうございました。