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~息子の話~ 息子を保育園に預け始めたころ

つい先日。友達と会った時に、娘さんがもうじき育休明けでお孫ちゃんを保育園にあずけ仕事に復帰するという話になった。
「私はそんなに早くから子供たちを保育園に預けてないからわからないんだけど、娘のメンタルが心配なんだよね…自分はどうだった?」
と聞かれ私は息子を保育園に預けた始めた当時のことを思い出し、泣いた。
メンタルは本当にヤバかったな…と。

彼は1歳の誕生日から保育園に通い始めた。
なぜなら私の育児休暇が、出産日から『1年間』だったから。
当時の育児休暇制度は、なんて非情だったんだろう…と思う。
子供の初めての誕生日の日から復帰して下さいって…

復帰日1ヶ月ほど前から慣らし保育が始まった。
最初はお友だちがいっぱいのなんだか楽しげな
とこに連れてきてくれて、優しい大人たちがかまってくれ、私もすぐに迎えに来るし、まんざらでもなさそうな様子だったが…
回を重ねそこに置いていかれるごとに、何かを察し始めた。

そして、復帰日に合わせるかのように体調を崩した。

本格的に保育園に通い始めてから、しばらく微熱と鼻水でずっとぐずぐずだった。
完全に精神的なところからきているのだろうと考えると、可哀想で可哀想で。
私も別れ際泣けてしまう。ごめんね…

なんとかバイバイし教室を出て、外から中をのぞいてみると先生に抱っこであやされながらも、泣きながらずーっと私を目で追っている。
見えなくなるまでずーっと。
ただでさえ鼻水出てるのに、もうぐっちゃぐちゃになって。

私も何度も振り返りながら、
未だかつてこんなにもひたむきに真っ直ぐ私を想い、必要としてくれた男はおらんよ…
と思い、後ろ髪をギュウギュウ引っ張られながら会社に向かう。

お迎えは近くに住む実家の母が早めに行ってくれ、ばぁちゃん家で私の帰りを待っている。

そして感動の再会を果たす…という日々。

保育士さんが私の様子に心配し面談してくれたこともあったし、会社のロッカーで泣けてしまい
後輩たちに引かれたこともあった。
情緒不安定ってこのこと。

と、そんな話を涙ながらに語るもんだから
「何年前のこと思い出して泣いとるのよ」
と友達は大笑いしていたが
「でも娘に覚悟しとくように言っとこー」と言っていた。

今でも本当にあんなに小さい頃から、他人に預けてよかったのかな?と思う。
多分誰も答えは知らないし、正解はないのだろう。
ただ思うのは、離ればなれになる時間があると
再会した時(大げさ)は本当に愛おしい。
それに、忙しくて余裕がなくきつく叱ってしまった時などは、離ればなれの時間が反省タイムになった。あーあんなに怒ることなかったなぁ…とか。

そうやって、私は親になっていった気がする。

友達の娘さんも忙しい日々のなかで色んな葛藤もあると思うけど、あっというまに過ぎてしまう
時間から、大切に過ごしてほしいと願いつつ
今日はもう寝ます☺️

お読みいただきありがとうございました✨

次は🌌第2子のこと🌌を綴りたい
と思っています。
また覗いてみて下さいね!

                               おやすみなさい














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