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手仕事の魅力、それを伝える人

いやぁ、久しぶり、
Instagramの投稿を読んでじーんとしたこと。
是非読んで頂きたい。

こちらはLIFE IN THE GOODSさんの
11周年企画『家族の風景』の中のもの。
何が刺さったって、
まずベビーベッド『ISURU cocon』のネーミング
(愛するって、フランス語で繭なんて!)
そして生産するにあたって訪ねられた場所で、
赤ちゃんが起きないようにそっと寝かしつける
お母さんの姿を美しいと捉えられていること。
(もう、子育てに追われて大変なお母さんみんなに読ませてあげたい!)
自身の今までとこれからをゆらゆら考える中で
どんな方なのか、とても興味が湧いた。
このやわらかい文章から
勝手に女性をイメージしてお会いすると男性で、
(木を削るって力仕事だもんね、そりゃそうか)
でも、文章のイメージそのままの方でした。

自身を振り返っても、
25歳で結婚してすぐに母になって、
夫の異動で転々とする生活。
抱っこで寝てくれると
やっとほっとしてお布団に寝かせるのに
なぜかパチっと目を覚ますから
(まさに背中センサー!)
結局ずっと抱っこで、
もはや、娘は私の身体の一部に。
抱かれて顔に触れても痛くないように
プチバトーのTシャツしか着ていなかったし、
綺麗にお化粧したり、
お洒落したりする余裕がなかった。
判断の基準はいつも娘で
自分を構っている時間なんてなかったから、
女性としての魅力なんて、
これっぽっちもない気がして自信がなかったし
何だかちょっと寂しかった。
でも、そうして自身の自由とか、楽しみとか、
全部どこかに置いて子育てしているお母さんを
美しいと感じて下さるなんて
涙が出そうなくらいの嬉しさだったこと。

実は私、
女性が結婚して母にならなければダメだなんて
ちっとも思っていない。
だから私はそうして生きていくつもりでいた。
だけど、
一緒に生きていきたい人に出逢って
結婚して母になったから
その視点での感想だけれど、
私をさらにじーんとさせたのは
子育ての経験がない方が感じられて
産み出されたということ。
こういう方から家具が生まれるストーリーは
いくらでも聴いていたい。
そこにいろんな家族をイメージして
とてもやさしい気持ちになれるから。

思いがけず引き込まれた『baba』もそう。

人に寄り添ってしっかり耳を傾けて
そこから何かを産み出せる力ってとても魅力的。

店主、羽田さんとのご縁は
木工作家の吉川和人さん。
東京で一目惚れしたお皿を買い逃したら、
福岡で展示を行うのでと繋いで下さった。
手仕事をされる作家さんを訪ねて、
ご自身のギャラリーでご紹介して下さって、
このたび11周年。
こうした感動を下さることに
感謝と敬意を込めて。
実は我が家はゆっくり断捨離中だけど、
温もりを感じさせるものの魅力で
私を困らせる場所として(笑)
これからも在り続けて下さい。

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