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【AI】生成AIに対して礼儀は必要か

WSJの記事が興味深かったので。


Microsoft、AIに対する態度について

Copilotと会話する際の7つのヒント

この中にも礼儀正しさが出てくる。


他者との対立を避けるための使い方

自分の気持ちを素直に書く。
それを相手に伝える際に配慮を持った言い方に変換してもらうといった方法。


指示する口調によって回答は変化するのか?


礼儀正しさは不要、報酬の明示で精度が良くなる?

以下論文をChatGPTにまとめてもらった。

この論文では、大規模言語モデル(LLM)へのプロンプト設計に関する26の原則(「Principled Instructions」)が提案されています。これらの原則は、LLMからより正確で有用な応答を引き出すために、プロンプトをどのように設計するべきかについての具体的なガイドラインを提供します。以下に、それぞれの原則の概要をカテゴリーごとにまとめます。

1. プロンプトの構造と明確性(Prompt Structure and Clarity)

  1. 礼儀不要:プロンプトで礼儀的なフレーズ(「もしよろしければ」「ありがとうございます」など)は使わず、直接的に要求を伝える。

  2. 対象を明確に:プロンプト内に「対象が専門家」「対象が初心者」などの情報を加える。

  3. タスクを分割:複雑なタスクをシンプルなサブタスクに分けて、対話形式で進める。

  4. 肯定的な命令を使用:「〜しないでください」よりも「〜してください」のような肯定的な表現を使用する。

  5. 説明を分かりやすく:例えば「11歳の子供に説明するように」や「初心者向けに」など、わかりやすい言葉で説明させる。

2. 特定性と情報提供(Specificity and Information)

  1. 報酬を示唆:「より良い解決策には報酬(例:$300K)を与える」と付け加えることで、応答の質を向上させる可能性がある。

  2. 例を使ったプロンプト(few-shot prompting):具体例を提示して、モデルにどのような応答が望ましいかを示す。

  3. プロンプトのフォーマット:「###Instruction###」や「###Example###」などでプロンプトを形式化し、分かりやすくする。

  4. 指令文の強化:「あなたのタスクは」「必ず〜してください」といったフレーズを使って、明確に指示を与える。

  5. ペナルティの設定:「守らない場合にはペナルティがある」と明示することで、モデルに慎重な応答を促す。

3. ユーザーとの対話とエンゲージメント(User Interaction and Engagement)

  1. 自然な回答を指示:「人間のように自然に回答せよ」とプロンプトに加える。

  2. 連想的な思考を促す:「ステップごとに考えてください」といったリードフレーズを使用する。

  3. バイアスを回避する指示:「回答は偏見がなく、ステレオタイプに依存しないようにしてください」と明示する。

  4. 質問を促す:必要な情報を引き出すためにモデルに対して「必要に応じて質問するように」と指示する。

4. 内容と言語スタイル(Content and Language Style)

  1. 教える役割を担わせる:「あるトピックを教えて、その後にテストを実施し、結果を評価する」という形で理解を確認させる。

  2. 役割の割り当て:例えば、「専門家のように説明する」など、モデルに特定の役割を与える。

  3. デリミタの使用:特定のデリミタ(区切り記号)を使って、情報の部分を分ける。

  4. キーワードの繰り返し:特定の単語やフレーズをプロンプト内で繰り返すことで、焦点を強調する。

  5. Chain-of-Thought(思考の連鎖):少数ショットのプロンプトと組み合わせて、モデルにステップごとの思考を促す。

  6. アウトプットプライマー:期待する回答の一部をプロンプトの最後に加えることで、望む出力を示唆する。

5. 複雑なタスクとコーディングプロンプト(Complex Tasks and Coding Prompts)

  1. 詳細な説明を要求:具体的な情報を加えて、詳細な回答を引き出す。

  2. スタイルを保持しつつ修正:「ユーザーの文章を自然に聞こえるように、文法と語彙を改善するが、元のスタイルは保持する」と指示する。

  3. 複数ファイルを含むコード生成:「複数ファイルにまたがるコードを生成する場合には、スクリプトを使って自動的に生成する」など、具体的な手順を指示する。

  4. 特定の単語やフレーズで開始:文の続きや特定のフレーズで始まるテキストを生成するよう指示する。

  5. キーワードや指示を明確に:プロンプト内にキーワード、規則、ヒントなどを明確に述べて、モデルの応答をガイドする。

  6. 提供されたサンプルに似せる:サンプルに基づいて「同じスタイルで書く」と指示することで、応答の一貫性を保つ。

これらを組み合わせて使用することで、より的確で効果的なプロンプトが設計され、モデルから期待通りの応答を得やすくなります。


これは興味深かった。
確かに使っていて「直接的、具体的」であることの方が大事だと考える。

一方でメンタルに関することや日常の会話の延長線上のやりとりや相手を人間に見立ててやり取りを行う際にはやはり丁寧な言葉遣いの方が私はやりやすい。


ChatGPTのヘルプページ、ベストな回答を得るには?

https://help.openai.com/en/articles/10032626-prompt-engineering-best-practices-for-chatgpt

コミュニティでも礼儀正しさは大事かといったことについて触れられている。


実験するならどうしたらよいだろうか?

今試すのであれば、メモリを利用するのが良いのかもしれない。
カスタム指示は自分の言葉遣いに合わせて応えるようにすれば良いのか?

メモリ機能の詳細について

https://help.openai.com/en/articles/8590148-memory-faq

私の履歴を見る限りではパーソナルな情報について収集してそれを会話の中で生かしていくという方向で情報をメモリしていると考える。
口調や指示といったよりは。

ただしここで「あなたは私の召使だ」とかそういった設定を組み込むなどをすれば可能なのかもしれないが、正直言ってあまりやる気にならない。


実際に聞いてみよう

GPT:
一般的に、私は全てのユーザーに対してフレンドリーかつサポート的な態度で回答するように設計されています。礼儀正しい言葉を使われる場合も、傍若無人な態度を取られる場合も、基本的には公平に、かつ最善を尽くして回答を提供します。

ただし、礼儀正しいやり取りが続くと、会話の雰囲気がより和やかになり、双方にとって建設的なやり取りがしやすくなることがあります。逆に、挑発的な言葉や攻撃的な態度は、対話の質を低下させる可能性があり、会話がスムーズに進まないことも考えられます。礼儀が欠けている場合、私は特に感情的な反応を示すことはありませんが、そのやり取り自体が効果的でなくなる可能性があります。

結局のところ、ユーザーの態度にかかわらず、私は可能な限り役立つ情報を提供することに努めますが、良好なコミュニケーションを取ることで、よりポジティブで効果的な回答を引き出すことができると言えるでしょう。

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