延期され続ける退院
母の退院が延びに延びている。
内視鏡手術でステントを入れ直した後で経過良好なら退院だったのだがそこから更に再手術になり、それもうまくいかなくて中止になり、1週間後に再手術になってしまった。その1週間後が明後日。
先生から腰を据えて治しましょうと言われてしまったので、お母さん、免許更新までに退院できないかもなぁ。
私の仕事もぱつんぱつんで泣きそうだったから、正直なところこんな感じで小休止になってほっとしている。
銀行の代理人手続きとキャッシュカードの申込みも、手続きを踏めば病院でできるそうなので、これも一安心。今度帰る時にやってしまおう。
ゆうちょ銀行は通帳だけで引き下ろしができるけど、農協はできない。田舎のお年寄りでましてや農家ならメインバンクか農協なんてお家は、たくさんあるのではないだろうか。
しっかりしていて元気なうちに、メインバンクはどこなのかと、キャッシュカードを持っているか、確認できるなら確認しておいたほうがいいよ。
うちの母は葬式代はちゃんとあるから!と言ってどやぁ〜ってしてたけど、そのままわからなかったら用意してるお金は使えなかった💦うちは早めにわかったから良かったんだよ。
入院が2ヶ月近くになってくると退院しても前のようには歩けないだろうし、免許も返納したほうがいいだろう。
先生からは、元気にならなかった時は一人では暮らせないから実家で子どもと一緒に暮らすか、ホームに入るか、緩和病棟に転院するか、私か兄の所に行くか、どれかを考えておいてくださいと言われている。
母の性格上、自宅以外で暮らしたら一気に痴呆が進んでしまうと思う。そうなったらお互いにとって地獄でしかない。私にも私の生活があるから、最後の1ヶ月ならまだしも、ずっと実家で一緒に暮らすのは難しい。病院だって、退院して家で孤独死なんて認められないから、そういう選択肢になるよね。母の状態が悪ければ、うちは緩和病棟に転院することになるだろう。
家で死にたいって言い続けてるけど、病気をしてたり子どもが遠くに住んでたりすると、それもなかなか認めてもらえないのだな。
超高齢化社会で地方住みの親を持っている私みたいな人達は、いったいどうしてるのか?こういう現実にぶち当たると、やっぱりある程度のお金は必要なんだってことがわかる。
氷河期世代は、しんどいなぁ。だからこそ余計に、ここまではやるって線引きしておいて良かったんだって思う。やれることをやっていこう。