孤独達
拝啓、孤独達へ
泣きたい夜があってもいいのよ。この世から消えて居なくなりたいと願う夜があっても良いのよ。なかったことにしたい気持ちも、忘れてしまいたい過去も全て綴っておいて。誰かのために綴るのではなく、私の中の私が消えてしまわないように。
誰にも言えなかった、誰にも話せなかった、私だけが知っているそんな言葉達を残して置きましょう。人は人に見せている部分よりも見せていない部分にこそ本質があると思うの。暗くて狡い、苦しくて遺る瀬無いそんな姿にこそ本当の私達が居るわ。
既読にしてくれてありがとう。目に留めてくれてありがとう。孤独な今こそ、一番正直になれるでしょう。だから紡いだ言葉達をどうかそっと閉まっておいて。
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