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《最終報告》【実験】仕事への情熱を失ってしまったフリーランスが仲間と協働することで情熱を再燃させることができるのか?
師走ですね〜。
結局前回と同じ流れで中間報告以降、更新してませんでした。
活動はしてましたよ、ええ。
何がともあれ、6ヶ月間の実験結果を報告いたします。
実験の目的と背景などはこちらの記事からご覧ください。
◆6ヶ月間の活動内容
指定企画『生涯学習都市・掛川とフリーランスが協働したら、まち全体を学びのキャンパスに変えられるか!?』をベースに自分のやる気アップとモチベーション維持を目的に活動してきました。
指定企画に関しては「現在進行中」のプロジェクトでまだまだ精力的に活動している最中です。
半年の活動内容をざっくりまとめてみました。
6月:
・新しい働き方LAB研究員スタート。noteで計画書作成。
7月:
・日々の実験スタート。掛川市との協働オンラインメインで具体的に動きだす。
・新しい働きかたLAB研究員4期生の運営サポーターに参加。しかし何もできず…
8月:
・100景意見交換会に参加。掛川市の有識者の方々+指定企画のメンバーなどで掛川市の魅力についての意見交換。
・運営サポーターとしてミーティング参加と全体定例ミーティングの告知バナーの作成。
9月:
・オンラインミーティングにて「掛川100景」の選定。
・運営サポーターとしてミーティング参加と全体定例ミーティングの告知バナーの作成。
・とりあえずで良いのでランサーズのパッケージ出品を完了させる。
・予定の立て方、ライフログの続け方を考察。
・notionの利用練習を兼ねて「掛川100景作業管理表」を作成。しかし無料で共有作業するには容量不足だと判明して利用は断念。
10月:
・「掛川100景」が大枠で固まりリサーチ・取材などがスタート。
取材に行く予定だったが時間が取れず、リサーチに留まる。
・運営サポーターとしてミーティング参加と全体定例ミーティングの告知バナーの作成。
・notionのリベンジを兼ねて「掛川100景作業管理表」をスプレッドシートで作成。現在も利用中。
11月:
・「掛川100景」執筆を開始。並行してやっと取材へ。
12月:
・執筆を継続中。
◆指定企画を進めながら検証していたことと実験結果
『ブランクがあって無気力に陥っていても「研究員制度」を通して社会性と自信を取り戻せるか?』
「人の目がない=社会性を失っている、もしくは希薄な状態」なのではないかと考え、指定企画を通して社会と繋がり、「私も社会の役に立っている」「ブランクがあっても仕事に繋げられる」という自信を取り戻すことができるのか?を検証していました。
活動の概要と実験結果
①毎日Slackを覗きにいく
研究員制度の連絡ツール「Slack」を毎日覗きに行くことで、仲間が活動している様子を確認し自分のモチベーションアップに繋げる。
→達成率80%:中間報告と変わらず、毎日はさすがに見にいけてないがある程度習慣化できたと思う。
②できるだけ毎日仕事に繋がる活動をする
⚫︎ランサーズのパッケージ出品を整備する
→達成率30%:少し進めては納得できずその先が止まってしまい出品には至らず。ただ出品こそしなかったが出品前まで進めたので30%とした。
⚫︎ランサーズのコンペに参加する
→達成率50%:こちらも手が止まりコンペ参加は5ヶ月で7件。1件で参加報酬獲得。後半に参加率は下がったがやってなくもないので50%とした。
③研究員制度でお手伝いできそうなものがあれば参加して勉強させてもらう
など、何かしら未来に繋がる活動をする。
(こちらは中間報告では②に分類していたが、毎日のことではないと考え別にしました。)
→達成!:
・8/25に行われた「掛川100景」意見交流会に参加。
・8,9,10月と3ヶ月に渡り定例ミーティングの告知画像の作成と運営サ ポーターのミーティングで意見を出し採用。
・notionとスプレッドシートにて「掛川100景作業管理表」を作成。
不採用でも構わないので普段使わないツールを練習を兼ねて使用。
スプレッドシートは現在も活用していただいている。
④活動を手帳に記して可視化→自信に繋げる
日々の「やれてなさ」にフォーカスしがちなので「やったこと」を自分に見せることで自信に繋げていく。
→達成率30%:こちらも中間報告と変わらずの数値。手帳に毎日記入する習慣がつかない。更に毎年秋はなぜか手帳がスカスカ(予定もやったこともあるはずなのに書けない)。
◆全体を通しての実験結果
1.指定企画と研究員制度
指定企画については現在も進行中で私の担当記事の執筆は絶賛遅延中です。『指定企画』全体としての結果はまだ出ていませんが、反省点と学んだ点はシェアできそうです。
反省点:初めて新しい働きかたLABへの参加したということと、自信のなさから日和見する場面が多く、もう少し関わったり動いたりできたのではないか?距離や時間を言い訳にしてなかなか現地に足を運べなかったのが残念。
学んだ点:
①「記事を書く」ということの難しさ。
自分の思いを綴ったりするブログや感想を書く場とは違い、特定の対象物を記事にする、ということが初めてで「こんなにも筆が進まないものか」と愕然としました。
同時にこの指定企画に参加させてもらえたおかげで、新しい経験(リサーチ、取材、執筆など)をすることができ、世界が一つ広がった感じになりました。
②運営サポーター
クローズドとはいえ300人超のコミュニティ。毎月のZOOM定例会に、いかに楽しんで参加してもらうかを、必要な内容とタイムスケジュールを考慮しながら試行錯誤。当日も時間通りに進行していくのを見て感嘆しました。
大人数でのZOOMの裏側は未知の世界だったので参加できたことだけでも勉強になりました。
①②どちらも研究員制度の醍醐味である「とりあえずやってみよう、実験だもの」を身をもって体験することができ、とても楽しかったです。
会社組織では未経験の人間はまずやらせてもらえませんからね。
2.表題『仕事への情熱を失ってしまったフリーランスが仲間と協働することで情熱を再燃させることができるのか?』
結論から言うと「情熱を失っていたわけではなく、情熱を向ける矛先を見失っている状態だった」ということに気づきました。
この発見は私の中で結構大きいものだと思っていて、仕事の内容そのものはある程度なんでもよく(デザイナーに固執してない)、仕事に向き合える環境、人の役に立つこと=自己有用感が得られること(達成感)を望んでいた、と言うことがわかったのです。
だからこそ「人の目」が必要だったし協働する仲間が欲しかったようです。
チームに入って(首を突っ込みに行って)チームに必要なものを考えて(勝手に)提供する。
→頼まれてもないのに掛川100景の管理表を作成。
→運営サポーターの急ぎで欲しい告知バナー作成。
上記のような『必要そう・急ぎ案件』は「やってあげたい」に火がつくので即動き出せるのですが、ランサーズのパッケージ出品やコンペにはイマイチ食指が動かなかったのだと思います。
まあやってない言い訳にしかなりませんが。
では今後情熱を向ける矛先は?となるとこれはまだ掘り下げて考える必要がありそうです。
ただ今回の実験でこの先にある答えの足がかりは十分掴めたので、近いうちに「次」を見つけられると思います。
◆最終報告総括
6ヶ月の実験を通して「情熱を失っていたわけではなく、情熱を向ける矛先を見失っている状態だった」と言うところに着地をすることができました。
デザインすることも、仕事することも全然嫌いじゃなく、むしろ前のめりでやりたがってる自分を発見できました。
中間報告で「他人の役に立ったり一緒に何かを作り上げていくことは楽しいし、喜ばしいことだと感じられる」「依頼があったり必要な場面では喜んで活動できる」と書いた通りで、これはきっと実験前からわかっていたけどちゃんと見ることをしてなかっただけだと思います。
普段やらない『自分の活動を報告する』ということを通して、つぶさに自分の行動・考えを見る、振り返るからこそできた発見だと思います。
これも「人の目」あってこそ。
人に自分のことを晒すって自己満足でしかないと思ってましたが、逆に自分のことを外から客観視できるのだな、と知ることができました。
たった6ヶ月、3回だけのnote。
されど6ヶ月、3回の自己開示。
初めてにしては大収穫な6ヶ月でした。
「指定企画」はまだ続きますが、ひとまず研究員4期生としての『実験』は終了となります。
運営のみなさん、研究員のみなさんのおかげでとても楽しく実りある半年でした。
関わってくださった方、読んでくださった方、とちらも本当にありがとうございました!