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年金制度は2階建て、もらえる年金は老齢、遺族、障害の3種類

国民年金は20歳以上で強制加入

保険料支払いは20歳から原則60歳まで。(1階部分です。)
国民年金の保険料を払っている人を第1号被保険者といいます。
国民年金の上乗せとして、国民年金基金や付加年金(2階部分)
があります。

令和2年4月から20歳になると本人のところに国民年金
加入手続きを促す書類がとどきます。それ以前はそういう
書類は届きませんでした。

会社勤めなら、15歳からでも加入できる厚生年金。
保険料を払うのは、70歳までで給与から天引きされます。
これは、国民年金の上乗せになります。(2階部分です。)

国家公務員や地方公務員、私立学校教職員は共済年金。
(これも2階部分)厚生年金と共済年金は平成27年10月に
統合されたのですが、共済に加入していた期間分の年金は
共済年金から、厚生年金に加入していた期間分は
日本年金機構から年金が支払われます。

厚生年金や共済年金の保険料を払っている人を第2号
被保険者といいます。

ちなみに、厚生年金や共済年金加入者の扶養されている
20歳以上の配偶者は第3号被保険者といいます。
こちらは本人が年金保険料を支払う必要はありません。

厚生年金や共済年金の上乗せ(3階部分)として、
厚生年金基金、共済年金の職域部分があります。

 年金制度は下の図のような仕組みです

国民年金は1階建て、厚生年金は2階建てまでが公的年金、国民年金の2階部分と
厚生年金の3階部分は私的年金

ちなみに平成29年10月から、受給資格期間が10年あれば、
老後の年金がもらえるようになりました。
(全期間保険料を支払っている期間である必要はないのです)
平成29年9月以前は25年以上の受給資格期間が必要でした。

年金保険料払期間は、基本的に20歳以上60歳未満の時期です。
20歳以前、60歳以降の厚生年金期間、任意加入期間も
年金受給資格期間にカウントされます。

この期間のうち、

①保険料納付済み期間(1部免除期間のうち半額、3/4、1/4免除
 期間で支払った期間も含む)


②保険料全額免除・猶予期間

③カラ期間(合算対象期間)

が、合計で原則10年以上あると、老齢基礎年金を請求すれば
受け取ることができます。
詳しくは前回の記事見てください。

↓年金の仕組みはこちらの書籍に詳しく書いてありますよ~~。

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年金SUN・社労士🎈はいの
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