続き
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実は赤ずきんちゃんはオオカミに食べられる遊びをおばあさんのところでいつもやっていたのです。おばあさんもそれを見るのが楽しくて仕方がありませんでした。しかし、猟師がそれを見て勘違いしオオカミを殺してしまったので、赤ずきんちゃんは遊び相手がいなくなりとても悲しかったのです。
それを見かねたおばあさんはオオカミの毛皮を使い人形を作ってくれました。それからというもの赤ずきんはみるみる元気になり、村の人たちもオオカミが出でも嫌うのではなく友好的に接するようになりました。平和に暮らすようになったある日、一人の村人がいつものように畑から帰ってくるとオオカミを殺した猟師が大声で叫んでいました。「オオカミはみんなをだましている。みんなだまされるな」
しかし誰も耳を傾けません。それもそのはず猟師はこの一件以来みんなから嫌われしまったのです。猟師はそんなことを気にせず毎日のように叫び続けました。そうするとだんだんみんなが赤ずきんを疑い始めました。そんな不穏な日が続き少しずつ村の人たちが争い始めました。オオカミはその光景を知りなんと村人を全員食べてしまったのです。赤ずきんちゃんとおばあさん以外を。実は赤ずきんちゃんとおばあさんはオオカミとグルだったのです。
そして赤ずきんちゃんとおばあさん、オオカミだけが幸せに暮らしました。