お笑いライブで流れている曲を選ばせていただいた話
別にバズろうとか書籍化を目指そうとかではないので基本的に私のnoteの記事は伸ばそうと思って書いていないし、実際伸びません。しかし、当社比で皆様に読んでいただいている記事が一つだけあります。
スキ数0じゃんかよとか色々ツッコミ所はありますが、ともあれこれが一番手応えがあった記事になります。長いので別に改めて読んでいただかなくても全然大丈夫なんですが、要は「出囃子とか客入れ曲ってめちゃくちゃいいよね」という話なのです。
とはいえ、一介の出囃子マニアができるのは「こんなこといいな できたらいいな あんな曲 こんな曲 いっぱいあるけど」とドラえもんのうたの如く“ぼくのかんがえたさいきょうのプレイリスト”を日々妄想することくらい。時の権力者かライブの主催者にならない限り出囃子を好き勝手に決めることはできません。
そのはずだったのですが、この度のコロナ禍を乗り越えるために株式会社バイタスさんがK-PROさんと提携して提供したリターンの中になんと『K-PROライブの出囃子を決めよう』という嘘みたいなプランがあったのです!!私はバイタスさんとK-PROさんに心の中で何度も土下座をしながらクラファンにお金を注ぎ込んだのでした……。
出囃子考えるのにめちゃくちゃ悩むだろうから先の方がいいなとか、なるべく好きな芸人さんがたくさん出ているライブがいいなとか、色々なことを考えて10月4日のバティオスネタ祭りの出囃子をセレクトすることにしました。正直そう決めたときは出演者はほとんど固まっていなかったんですが、結果的にバティオス床祭りか?と思うくらい素晴らしいメンバーでした。有料配信のあるライブの感想をここで詳しく書くのは何か違うかなと思うので内容についてはこれ以上触れませんが、めちゃくちゃ面白かったです。
結論から言うと、バティオスネタ祭りの出囃子リストはこんな感じになりました。
先の記事で出囃子の方向性には何パターンかあるということを書かせていただいたんですが、私はどちらかというと芸人さんの芸名・コンビ名やネタの内容、ライブ名に合わせた選曲が好きなのでOPとEDは日曜日に関係のある二曲にしました。ありがたいことにOPトークで触れていただいたのですが、最初の『金土日』はあまりお笑いライブのOPっぽくない曲だったなと自分でも思います。でも、歌詞がとても好きで。
やってる意味のない事が大切 僕なりに頑張ってる
(略)
金土日の僕ら 永久に夢が続くと思った
週末のライブに行く人って平日は会社や大学がある人が多いと思うんですけど、これ意味あんのかなと思いつつも毎日頑張った上でご褒美的な感じで土日のライブに来てるんじゃないんでしょうか。そんな楽しい時間が永久に続いてほしいと思うのは私だけではないはず。
EDの『日曜日』は、不思議で淡いパステルみたいな雰囲気がありますが同時にメロディがとても爽やかなので、ライブの終わりにはピッタリなんじゃないかなと思って選びました。
一曲ずつ選曲の理由を書いていたらキリがないのでここからはざっくりです。
ネタコーナーの出囃子は何度も流れるものなので何度聴いてもかっこいい、楽しいと思えるイントロを持つ曲にしました。もし芸人さんごとに出囃子を一つ一つ決められるならサツマカワさんのときは挫・人間、ヤーレンズさんはサザン……みたいな感じにしたかったんですが、こればかりは致し方ありません。
トークコーナーの方は長めに流れる可能性があるのでイントロが25〜30秒くらいある曲を選びました。『秋空サイダー』に関してはタイトル先行でしたが、『時代のヒーロー』は歌詞もかっこいいので知っている人に刺さればいいなと思っていました。
開演前BGMは特に悩みました。開演前BGMならその場で調べようがあるので「おっ、これいいな」と思われる曲をなるべく選びたいじゃないですか(私だってたまには人に良く思われたいのです)。その時間帯は四千頭身さんのトークライブを観に行ってしまいバティオス自体には行けなかったので、実際開演前BGMがどんな感じで流れていたのかはっきり分からなかったんですがどうやら『ゴッホ』と『大器晩成』は流れていない可能性が高そうです(アーカイブで見たとき開演直前に流れていたのが『新時代さん』だったので)。
『ぽあだむ』と『新時代さん』は何となく今の現状に対して私が思っていることを歌っているような気がして(あと何としても挫・人間の曲を流してもらいたくて)、『のめりこめ、震えろ。』は単純にお笑いライブの空間に流れていてほしかったので、『ゴッホ』と『大器晩成』は「とにかく皆さん一刻も早く爆売れしてほしい!」というオタクの叫び、という具合です。気持ちが入りすぎていてキショイですね。出囃子マニアなので許してください。
そんな感じです。いや、そんな感じですだなんてスカしちゃいましたが夢が一つ叶って本当に本当に嬉しかったです。ありがとうバイタスさん。ありがとうK-PROさん。ありがとう芸人さん。ありがとうアーティストの皆さん。ありがとうお笑いと音楽のある世界。
最後に、どうしても流したかった『新時代さん』の歌詞の一節を載せておきます。
困難は希望じゃん 上等じゃん 新時代さん
劇場を存続させるためのクラウドファンディングのリターンとしてこの曲を流せる日が来て本当に良かったです。
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