2020/01/18 やさブラ段〜ネタへコーナーへ〜
書いていくとキリがないので定例ライブの感想は書くことを避けているんですが、今回はあまりにも良回だったので思い出に残しておきたいなぁというメモです。
やさブラ段は昨年の一月から(ですよね?)スタートした、その名の通りやさしいズ・男性ブランコ・空気階段の三組がそれぞれのネタ二本とコーナーをやるまったりとしたユニットライブ。場所が幕張なので同時にメッセでイベントがあると帰り道が地獄になるのがネックですが、それを補って余りある程楽しいし面白いし、ついでに流れている曲のセンスも最高なライブなんですね。
そんなやさブラ段が今回何と言ってもかたまり結婚おめでとうスペシャルだった訳です。入場する際に注意書きとクラッカーを一人一つずつ渡され、客席に着いてその紙を読んでみるとかたまりさんへのサプライズの詳細と「前の人に当たらないように気をつけてね タイ」という手書きの補足が。何かもうこれだけで胸がいっぱいになっている中、始まりそうで始まらないというハプニングも二度乗り越えてようやく今年最初のやさブラ段がふわっと幕を開けたのでした。
自己紹介タイム
最初に言った方がボケ始めてしまうと止まらなくなっちゃう自己紹介ボケタイム、ゆるいし各コンビの個性が出ていて結構好きなんですよね。今回もバリエーション豊かでした。
◉カルロス・ゴーン(もぐらさん) と レバノン人(かたまりさん)
◉「高輪ゲートウェイ」という名前を決めた人(浦井さん) と 高輪ゲートウェイと最後まで競っていた「高輪エンジョイトレイン」という名前を決めた人(平井さん)
◉世の中の全ての男性を平均した顔の人 (佐伯さん) と 全人類を作った人(タイさん)
タイさんが創造神であるなら平井さんもタイさんが作ったのか、という話題から「浦井さんは平井さんが10年かけて作った理想の相方」「浦井さんのリペアパーツは渋谷の東急ハンズに全て揃っている」という説に発展していたのが面白かったです。相方のDIYって。
ネタ
男性ブランコ→空気階段→やさしいズの順番で二巡という形式。
◉男性ブランコ「ポエミー」
言葉では説明しにくいのですが、なんか単独ライブでやってそうな感じと言えば雰囲気が伝わるでしょうか。とってもポエミー。
◉空気階段「バイトの面接」
昨年怖いコントを集めたライブでも披露していた通りサイコホラーチックなネタ。もぐらさんのチャーミングさと突然挟まれる立浪で中和されています。
◉やさしいズ「カーリング」
多分この二人オグシオとかみうみまみたいに愛称が付くタイプの有名な女子ペアで、そういう人たちが全力でふざけてんのかな〜と思うと愛おしいですね。
◉男性ブランコ「花屋」
大好きなんですこれ!何回でも見たくなる鮮やかで美しく温かいコントです。しかし今回は平井さんが噛んだことで1ボケが後回しにされる珍事も発生。
◉空気階段「通信制高校」
物語の中の二人をつい応援してしまう甘酸っぱいネタ(当社比)。もぐらさんが変なおじさん役の時に必ず被っているキャップってどこで売ってるんでしょうね。
◉やさしいズ「代表戦」
このコント(https://youtu.be/eKDehQoQ6WE) を彷彿とさせるカップルの噛み合わないやりとり。ラストが本当に優しくてきゅんとします。
コーナー
各コンビのネタ二本が無事に終わり、いよいよ肝心のサプライズパート。少しもちゃっとした感はありますが無事成功、割と素直に嬉しがるかたまりさん。関係ないですが、人生でクラッカーを鳴らしたことも鳴らされたこともなかったのでやり方がいまいち分からず、私のクラッカーは残念ながら不発でした。
それぞれにちゃんとタイトルがついていたのですがメモを取っておらず完全に失念してしまいました。フィーリングで感じ取ってください。
◉キャンドルサービスの練習
木村カエラのbutterflyが鳴っている間にかたまりさんがチャンバラでみんなの頭についた紙風船を割っていくミニゲーム。紙風船が破れると後ろにあるキャンドルの絵が現れる=キャンドルに火を灯すというシステム。本番でキャンドルが走り回る訳ないと文句を言うかたまりさんですが、始まってみればめちゃくちゃ俊敏な動きでキャンドルをしばいていきます。司会もやりながらの浦井さんは圧倒的に不利で最初に脱落、ぬるっとやられる佐伯さん、最後列まで行った白熱の対もぐらさん戦、首を左右にし刀を避け続けるラスボスタイさん。見事時間内に全員倒したかたまりさんの勝利でした。
◉子供の名前を考える
いずれ生まれてくるかもしれないかたまりさんのお子さんの名前を男女別にかたまりさんも含む全員で考えようという企画。最終的にかたまりさんが選んだ名前を必ず付ける、というルールつきでした。まあ要は大喜利なのですが、時折「水川海(タイさん案)」のようにちょっとガチっぽいものも登場。名前であるにも関わらず途中から絵や図が登場してしまい「LIZARD(ZAZYさん主催の大喜利ライブ)みたいになってる」「探せば裏にランジャタイの国崎さんいるかも」という一幕も。色々な面でアウトな名前も登場しつつ、結局選ばれたのは男女ともにもぐらさん案の
男:トム・ブラウン
女:カレーパンマン
でした。ちなみにどちらも水川姓はすっ飛ばしてシンプルにトム・ブラウン、カレーパンマンだそうです。
◉余興
かたまりさんを舞台の中央に座らせ、一旦はけたその他のメンバーがパプリカを踊るだけの時間。もぐらさんは上半身裸+王冠という装いにお色直し。一応みんな練習はちゃんとそれなりにしてきたんだろうな、という努力の跡が見られるダンスを一通り見せられたかたまりさんが「あんなに面白い相方と先輩が余興でこんなつまらないものを…」とボソリ。観ているこちら側は謎の感動にやられて少しうるうるしていたのですが、確かに改めてそのシーンの写真を見てみたら地獄の空間過ぎました。何だったんだあれは……。
普段からゆる〜い雰囲気が楽しいライブではあるのですが、今回は特にアットホームで温かい素敵な時間が流れていました。
ちなみに、やさブラ段では毎回終演後にその回のフライヤーと同じデザインのポストカードが配られるのですが(それもこのライブの好きポイントです)、今回はそのポストカードに「特典映像」が見られるQRコードが付いていました。なんかダークウェブで流通している動画がまかり間違ってこっちに上がってきちゃったのかな?って感じでした。いや、面白かったですけど……。
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