卵と確率と複雑な心境
1週間前に採卵をして
今週、採卵の結果が出た。
結果を見て気づいたのは
ダメだったときの保険や
欲張ってしまう自分がいること。
採卵結果をふまえて
なんだかふわっとした気持ちを
吐露してみた。
採卵結果
今回は通常の体外受精のみで
顕微授精は行われなかった。
21個の卵のうち
半分の10コを顕微授精してほしかったが
体外受精が初回だったのと
染色体異常や何かのリスクが上がるから
積極的に顕微授精はしないと言われた。
全く受精しない時はレスキュー顕微授精の
オプションもあったけど
今回は発動しなかった。
胚盤胞になった卵4つに関して
いろんなARTクリニックの報告があるのだけど
4AA の場合
妊娠率は半分くらいという報告が多い。
まずは、確率が高そうな卵が
居てくれて、救われた。
それよりももっと気になったこと
仮に状態の良い卵たちで
子どもが誕生できたとて
2人目・3人目を望んだ時
自然妊娠の確率が低いため
また人工授精もしくは採卵をするという
プロセスが必要になる。
だったら、最初から
顕微授精を半分の卵たちに
行っててほしかったな。。。
今の34歳の状態の卵を
もっと保存しておけないものか・・・。
ストックをもっと持っておきたい。
そればかりが気になってしまった。
あと、そもそも
採れた卵に対する受精率が低い。
医師からは受精障害の傾向にあると言われた。
夫と話をしてみて
夫は不妊治療に対して
面倒なことはしてこないにしても
私の付き添いはしないし
気づかう言葉もない。
そのくせ、自分の流儀みたいに
と、分かったような口ぶりだ。
今回の卵の結果を伝えると
良かったね、と言うのと同時に
電卓をたたきだし
4AAが両方とも妊娠するのは〇〇(確率)で
片方だけなのは✕✕
どっちもダメなのは△△
と、計算しだした。
そりゃ、機械のようにいけば
その確率だけど
これから迎える卵は
あくまで、その卵しか持っていない確率。
簡単に電卓をたたいて
確率を持ちださないでほしい。
急にキャンプや1人旅をしたくなった
そうは言っても
確率に踊らされている自分がいる。
この2コのうち1つでも
実ってくれたら
あと自由に動き回れるのは
数か月しかない・・・?
なんか、確信はまったく無いのに
急に人生が変わる可能性が
目の前にあるっぽくて
ふわっとした気持ちの自分がいる。
今まで
暗闇の中を突き進んでいたけど
初めて、卵のグレードという
ゴールまでの距離
らしいものを入手した。
ここら、ゴールまで近いのか
遠いのか分からないけど
不妊治療中で唯一、成果を得た。
むすびに
夫と2018年に結婚して
けっこう、楽しく過ごしてきたと思う。
毎日顔を突き合わせて
しっかりめに会話をするし
散歩にも
旅行も行く。
ベタベタではなくて
程よい距離感で
お互いの自由な時間も過ごす。
これからも
この時間が変わらず続くなら
それはそれで悪くはないかな。
どちらにせよ
やりたいことを
今まで以上にやって
楽しく生活していきたい。