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日本文化の中の見ため問題
友達に、ナイジェリアハーフの友達がいます。
彼女と仲良くなるなかで、日本で暮らす黒人系の人たちのちょっとした生きづらさのリアルな話を聞かせてもらいました。
何が問題かというと、まだまだ見た目で判断される世の中だということ。
彼女は、180㎝近くあってスタイル抜群。そして、ナイジェリアの血をより濃く引いた肌の色や、くるくるヘアーがかっこいい!という印象です。
彼女は、お父さんがナイジェリア人ですが、日本生まれの日本育ち。学校も日本の公立の学校に通ってきたそうです。
そのため、日本語ペラペラ。むしろ日本語がネイティブ。とても気さくで話しやすい人です。
これだけ日本で育った彼女を見ると、すぐに「日本に馴染みのある顔つき」だとわかります。何となくですが、日本のファンの人、日本育ちの人は、どれだけ金髪でも青い目でも、なんとなく柔らかい雰囲気を持っています。一方で、人種としては、モンゴロイドでたぶん日本人だけど、アメリカ生まれ、アメリカ育ちという人を見ると、どことなく、顔が凛々しく強めです。彼女は明らかに日本語話者の柔らかい雰囲気の顔をしています。
彼女自身、どっぷり日本に浸かってきたので、マインドは完全に日本人だと思っているそうですが、周りはなかなか認めてくれないんだそうです。
特に困ったことは、就職。黒人系にはまだ馴染みがないみたいで、ただただ事務職に就きたいのに、履歴書で落とされてしまう。
当然ですが、日本語はネイティブなので、漢字も含めて読み書きも完璧なのに、見た目で落とされる。くやしい。と言っていました。
アメリカでは履歴書に顔写真をつけることはなく、完全に能力で判断されるそうですね。そんな国からすると、まだまだ日本は、グローバル化の伸びしろがたっぷりですね。