#映画検定対策 年間興行成績をまとめてみた
おはようございます、チェ・ブンブンです。
映画検定2級以上になると映画の表面的な話だけではなく、ビジネスの観点からも出題されます。特に年間興行成績やヒット作ランキングからも出題される。裏を返せば、そこを抑えれば、確実に数点ゲットできるのであまり興味がなくても(自分のことだが)しっかりまとめておく必要があります。
てことで、年間興行成績について調べてみました。
年間興行収入
折角なので、matplotlibを使って軽く表にまとめました。2016年の『君の名は。』、『シン・ゴジラ』、『この世界の片隅に』等の作品が軒並み大ヒットしたあの時代から緩やかに収入が落ちていることがわかります。
キネマ旬報3下旬特別号によれば2018年の興行収入は2225億1100万円。前年と比べて97.3%という結果になっています。『ボヘミアン・ラプソディ』や『劇場版 コード・ブルー』の大ヒットこそあれど、2016年ほどのメガヒット乱立とはなりませんでした。
ただし、2018年は日本映画史にとってエポックメイキングな年でもあります。公開館数たった2館、しかもネット予約ができずよほどの映画マニアしか訪れない新宿K'sシネマと池袋シネマ・ロサから口コミで上映館数を増やしていき、インディーズのワークショップ映画でありながら最終的にTOHOシネマズ等のシネコンで上映され、日本アカデミー賞にもノミネートされ、1年たらずで地上波放送に至った『カメラを止めるな!』が年間興行収入日本映画部門で7位(総合16位)に輝いたことは日本映画界に大きな希望を与えることでしょう。
また邦画、洋画の興行収入比は邦画:54.85% 洋画:45.15%の邦高洋低となっている。洋画は『バーフバリ 王の凱旋』に始まり、『グレイテスト・ショーマン』、『ボヘミアン・ラプソディ』と応援上映が行われるほどカルト化していった作品が多かったものの、『劇場版コード・ブルー』や『名探偵コナン ゼロの執行人』、『映画ドラえもん のび太の宝島』などといったローカルコンテンツの軍勢には勝てなかった。
そんな2018年の興行収入総合ランキングは下記です。
1.ボヘミアン・ラプソディ(101億7000万円/FOX配給)
2.劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-(93億0000万円/東宝)
3.名探偵コナン ゼロの執行人(91億8000万円/東宝)
4.ジュラシック・ワールド/炎の王国(80億4800万円/東宝東和)
5.スター・ウォーズ/最後ジェダイ(75億1000万円/ディズニー)
6.映画ドラえもん のび太の宝島(53億7000万円/東宝)
7.グレイテスト・ショーマン(52億2000万円/FOX)
8.リメンバー・ミー(50億0000万円/ディズニー)
9.インクレディブル・ファミリー(49億0000万円/ディズニー)
10.ミッション:インポッシブル/フォールアウト(47億2500万円/東和ピクチャーズ)
キネマ旬報社は、毎年年間興行成績の分析及び、各配給会社や国外の興行に関してまとめています。ネットニュースだけでは四散バラバラとなってしまっているものを1冊にまとめてくれているので、映画業界志望の就活生はもちろん、映画マニアにはありがたい代物です。映画検定の側面で言えば、これだけ抑えておけば恐らく問題ないとは思いますが、気になる方は是非買ってみてください。