【閲覧注意】アメ横センタービルでホビロンを買ってみた話
こんばんは、チェ・ブンブンです。
みなさんは「ホビロン」をご存知だろうか?
「ホビロン」とは孵りかけの卵のことでベトナムのソウルフードとなっている。東南アジアでは孵りかけの卵はメジャー料理らしく、フィリピン映画『立ち去った女』では歩き売りする人が登場する(フィリピンでは「バロット」という)。
私は、年末からこのホビロンが無性に食べたくてしょうがなかった。新宿「上海小吃」でムカデが食べられたり、上野の「安老爺炭火蛙鍋」ではカエルだけではなく蚕が食べられたりと、東京都内では意外とアジアのマニアックな料理が食べられる。ホビロンも楽しめるのではと調べてみたところ、アメ横センタービルで帰るとのことだ。
折角なので行ってきました。
アメ横センタービルの地下が食品売り場となっている。撮影は禁止なので写真はないのだが、見たことのないような食べ物がずらりと並んでおり、中国語が飛び交っている異様な空間であった。
ホビロンは野澤屋で8個入り1,000円で販売されている。見た目は普通の卵。果たしてその中身はいかに?
野澤屋によれば、25~30分ほど茹でると美味しいらしい。ということで早速茹でてみました。ワクワクが止まりません。
茹でること25分。一個取り出してみました。特に見た目に変わりはありません。匂いもしません。
卵を割ってみる。パリッ、パリッと割っていく。膜が張っておりまだ全貌がわかりません。
ある程度割っていくと中からエキスが出てきました。このエキスは飲むことができます。茶碗蒸しの汁のような味がしました。これが結構美味しいです。
本体が出てきました。3つのパーツから分かれており、味や食感がそれぞれ異なります。
まず黄身から食べてみる。これはよくある卵の味です。次に鶏の部分を食べる。これは個体差がかなり激しく、モノによっては鳥の形がはっきり見えるものもありグロいです。鶏肉茶碗蒸しのような味がしました。最後に、白身を食べます。これが意外な食感でした。例えるならば砂肝といった感じで弾力がありコリコリとしていました。一つでいくつもの味や食感が楽しめるお得な食べ物だなと思いました。
ただ、難点がある。ひとつの部位を食べると卵が崩壊する。ゴロンと皿の中に落ちるわけだが、この時の形がめちゃくちゃグロいのでウッと食欲が低下します。
一気に8個も茹でてしまった上、家族はこの手の料理が嫌いなので、妹や母が帰ってくる前に残り7個食べなきゃいけない。重い腰を上げて一生分のホビロンを堪能した私なのでした。
▲動画も作りました。