逆アンガーマネジメント
8日目にして難関のお題が来た。「最近怒ったこと」。僕自身めったに怒ることがない。ノリで新品のシャツに赤ワインをこぼされようが、ノリで新品のシャツを川に流されようが怒ることはない。
いつから怒ってないんだろう。少なくともその場の誰かの行動に堪忍袋の緒が切れるみたいなことは記憶の中ではない。帰ってからあの言動嫌だったなーみたいなことはあるが、その場でそれを指摘することはない。
こう聞くと寛大なように思われるかもしれないが、決してそういうわけでもない。いやなことはいやだし、嫌いな人は嫌いだ。特に人を下げて笑いを取ろうとする行為が嫌いだ。それが面白いならいい。全然面白くないのに人を蔑んで笑いを取ろうとする言動を見聞きしたときには怒りという感情が一瞬湧く。完全に自分のことを棚に上げるが、つまらない奴は人をいじるな、と思っている。誰も幸せにならない。
こういう嫌いな行為を見ても今ここで自分が怒ったとしていい方向に転ぶか考えてしまう。周りの目を気にしすぎているのかもしれない。あと単純に臆病なのもある。相手に逆ギレされたときに確実に僕は怯む。これが怒りの感情を露わにできない原因。
怒りは時にとんでもない原動力にもなると思う。さらに自分を守ることにもつながる。怒らない人は鬱になりやすい、みたいな記事を読んだことがある。怒らないことは必ずしも偉いことではない。怒るためのトレーニングを意識的にしたほうがいいのかもしれない。逆アンガーマネジメントしていこう。