どこまでも続く語学
「推しのために勉強する」
「推しの話している言葉を理解したい」
「推しとその国の言葉で会話できるようになりたい」
こんなことを思ったことがある人は少なくないと思う。実際、私もこれらがきっかけで語学を勉強するようになった。
語学は今や全世界に存在し、国によって話す言葉も違う。不思議なもので人は母国語ではない言語に興味を示す。私の場合、興味を持った言語が韓国語であった。
興味を持ち始めたのは中学2年生の時。
様々なアーティストが出るコンサートに行ったのがきっかけだった。
そこで初めてK-POPアイドルを見た。
それがまさに今全世界で圧倒的な人気を集めているBTSだった。
私が韓国語を勉強しようと思ったきっかけは彼らだった。
「彼らの話していることを理解したい!」
小さな夢が出来た。そのくらいの頃から韓国語を基礎から勉強したいという気持ちが芽生えていった。
私は韓国語を勉強するために、語学の専門学校に進学した。
とてもワクワクしていた。
夢にみていた韓国語を基礎からしっかり学べる事に。
最初はそれを勉強すると考えただけでも楽しくて仕方が無かった。
毎日ある授業の中で日々新しい単語、文法、会話表現を自分の知恵としてインプットするのがとても新鮮だった。
韓国語を勉強し始めて1年半経った。
1年以上も勉強しているとそれなりに力がついて韓国ドラマを字幕無しでも見れるようになった。
ついに、夢だった推しの話していることが理解できるようになっていた。
それを実感することができたのは、今の推しグループのコンサートに行ったときだ。
推しがコメントをしている時通訳の人よりも早く理解すことができたのだ。
その瞬間とても嬉しかった。勉強してきてよかったと。
しかしその瞬間長い間夢に思っていた事が叶ってしまった。
今まで推したちの話を理解すために勉強してきたのに。
「今度は何を目標に勉強していけばいいのだろか」
そんな悩みであれほど楽しかった勉強もやる気がなくなっていった。
資格を取るための授業があるたびに憂鬱な気持ちだった。
「なんでこの言語勉強しているんだろう」
「資格のために勉強したかったわけじゃないのに」
そんな時私はこんなことを思った。
「言語にはゴールがない」
自分がどこまでを目標にしたいか。それが一番重要なことだとわかった。
目標が勉強するためのモチベーションに繋がるんだということを。
そして新たな目標を考えた。
「韓国語を使って違う分野について勉強したい」
次はこの目標に向かって頑張ろう。
そのために韓国の大学へ進学したいという目標が出来た。
語学は私に言葉の楽しさだけではなく目標の重要性を教えてくれた。
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