ピンクの本:番外編

ETCカードはあった。しかし、この事件の発端だった、昭和40年発行のサーモンピンク表紙のロシア語便覧リサイクル本はどこにいったのだ?考えられるオプションは、
1.図書館に置き忘れた→行ってみたがない。置き忘れてたとしても、既に誰かの所有物となってしまった。一生戻ってこない。絶望。
2.盗難場所と疑ったSCの駐車場で落とした→サービスカウンターに確認したが、もちろんない。昨日、しつこく探してもなかったので。
3.ふと、もうひとつの心当たりが浮かんだ。そこで落とはずがないが、SCの前に行ったDIYの駐車場?期待薄だが行ってみよう。「ピンク・オレンジ色の本落ちてなかったでしょうか?」「ありますよ。駐車場におちてたそうです」「Oh,My God!(涙)」奥の部屋からあのサーモンピンクの本が、大事にビニールに包まれて出てくるではないか。「ありがとうございます!これロシア語の本なんです」「そうですかロシア語の本なんですね」。
帰ってピンク本を開き、ロシアの諺の章を見た。「金持ちは平日も酒盛りし、貧乏人は祭日も悲しむ」強烈なアネクドート。これぞロシア。この本が手元に戻ってきた幸運に感謝した。しかし、この一件もTrouble Maker become Shooter=絶望は愚か者の結論なりであった。~Fin~

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