再読徒然草

バロン吉元作画マンガ日本の古典「徒然草」中央公論社を再読した。徒然草の作者吉田兼好は1350年に68歳で没した。当時としては長寿だ。徒然草を書いたのは47~48歳の2年間。孤独を愛し、下品な振る舞いを嫌い、迷信に拘らない人や木登り名人などその道の達人を称賛する。しきたりが忘れらていくことを嘆き、出家したが色欲に悩まされるなど、700年の時を超えて、傍に兼好がいる気がする。しかし、徒然草を書き上げたのち20年は何をしていたのだろう?続編は書かなかったのだろうか?書いてみたが、愚痴ばかりになって、ボツにしてしまったのかも知れない。それにしても、徒然草を臨場感たっぷりに再現してくれたバロン吉元氏の労作に出合え感謝している。

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