じっと信号を待つ車たちを救った人
人車感応式信号。前に先頭車が止まっていた。停止線よりかなり後ろに止まっていたので検知されていない。検知されたかどうかは、歩行者用信号機の柱についている黄色いBoxをみればわかる。運転席から充分見える位置に設置されている。「しばらくお待ちください」に変わっていれば検知したことを示す。クラクションを鳴らして「もっと前に行くよう」ジェスチャーする。3~4回繰り返してもガン無視。交差点の向こう側は?
なんと対抗車線の先頭車も同じことをしている。ので後続が6~7台じゅずつなぎになっている。みんなクラクションも鳴らさず「大人?」しくじっと待っている。こんな光景は海外ではまずお目にかからない。アルゼンチンでは高速道路料金所が渋滞すると、皆が一斉にブーイング・クラクションを鳴らし「早くしろ!」と主張するので、徴収免除=無料で通行できる幸運なめにあう。
義を見てせざるは勇なきなり!私はハザードランプをつけ、車を降り歩行者用のボタンを押した。どや顔で車に帰り、10台以上の車を10分弱の信号待ちから解放したのであった。ちなみに反対車線で信号待ちしていた2台目の車は救急車で、当然回送中だったはずだが、すれ違う際に、救急車に乗った若い2人の救護隊員と目が合った。「助手席のあなた!あなたがボタン押して欲しかったばい!」とテレパシー(古っ)を送った。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?