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【独占】井本響太インタビュー 11/30(土)ソロリサイタルへの意気込みを語る?



公演情報


11/30 井本響太リサイタル フライヤー

11/30 井本響太リサイタル

【日時】
2024年11月30日 (土)
19:00 開演 (18:30 開場)

【会場】
下北沢アレイホール

住所:東京都世田谷区北沢2-24-8 下北沢アレイビル 3F

【料金】
一般:4,000円
学生:2,000円
全席自由

【予約】
本記事下部の予約フォームよりお申し込みください。



チェ・ギターラ、池袋に集う


10月下旬、東京・池袋に集まったチェ・ギターラのメンバー2人
井本響太と斎藤優貴である。

集合場所は、池袋東口を出てすぐの喫茶店「皇琲亭」。

皇琲亭

斎藤:
ここはよく来るんですか?

井本:
うん、何回か来たことあるよ。いつもこれ頼むんだよ。何なのかよくわかんないけど、見た目がいいでしょ。


わからないものを持ち、不敵な笑みを浮かべる井本


ちなみに、井本が注文したのは、皇琲亭の看板メニューのひとつ、アンブル・ドゥ・レーヌ。超濃厚に抽出されたコーヒーエキスに砂糖を混ぜたものに、無糖練乳からできたクリームを乗せているらしい。味のイメージはつくが、その濃密さは口にしてみないとわからない。

斎藤は、グァテマラのコーヒーをいただいた。単に注文の際に、「グァテマラ」と言いたいだけである。



東京初のソロリサイタル


井本初の東京公演


斎藤:
2022年の夏に完全帰国した井本さんですが、フル尺のソロコンサートをやっているイメージはあまりないですね。

井本:
去年京都のサロットでやらせていただいて、それ以来だから2回目かな。

斎藤:
ということは、東京では人生初!?

井本:
うん、

斎藤:
なぜこのタイミングにやろうと決意したんですか?

井本:
なんとなくタイミングが来たってかんじかな。少し前から、Mano a mano / Magnus Lindberg を日本で弾きたかったんだけど、今弾いたらすごく難しくてさ。むずい、じゃあ他の曲をやろうって。そこから曲決めていったかんじだね。

斎藤:
いやいや、3年前バリバリ弾けてたじゃないですか笑。


こちらがその3年前の様子。
フランスで現在最も権威のあるギターコンクールである「アントニー国際ギターコンクール」で、2021年に井本が第1位、最優秀課題曲演奏賞、そして聴衆賞の三冠に輝いたときの演奏。
Mano a manoは17:40あたりから。必聴です。


斎藤:
ちなみに、今回の会場はどんなところで?

井本:
下北沢アレイホールね。都心で駅から近い、レンタルもそこそこお手頃な場所を選んだら、ここになったんだ。

斎藤:
下北沢駅から徒歩2分は魅力的ですね。ウェブで見たところ、普通のコンサートホールではないんですね。

井本:
下北沢だから、演劇やギャラリーのような多目的で使われているらしい。もちろんリサイタルにも使える。

斎藤:
スタインウェイのグランドピアノが置いてあったり、木の温もりも感じる内装、キャパは70~90人ほど。クラシックギターの演奏会には、なかなか良い場所かもしれません。



プログラムについて


斎藤:
さて、肝心のプログラムですが、チラシにはピアソラの5つの小品と、ウォルトンの5つのバガテル。ひょっとして「5」縛りしてます?

井本:
最初はそれも考えてたんだけど、5曲の組曲とかって意外となくない?マルタンとかも4曲だし。

斎藤:
ベネットのFive Impromptusとか、エチュの組曲とか、あるにはあるけどたしかに少ないですね。各曲短いのもあって、そんなに並べると弾く方は疲弊しそうですし。

井本:
それで次に、ウォルトンからのイギリス縛りも考えたんだけど、「ブリームのプログラムだね」って知人に相談したときに言われて、これも自分とは違うなって。

斎藤:
かなり曲決めで紆余曲折あっての、このラインナップになったんですね。


11/30 演奏プログラム (変更になる場合があります)


J.トゥリーナ / 「ソナタ」「ファンダンギーリョ」
A.ピアソラ /「5つの小品」
M.ジュリアーニ / 「ソナタ」
N.コスト / 「グラン・セレナーデ」
W.ウォルトン / 「5つのバガテル」


斎藤:
ウォルトンとかのイギリスものは、井本さんのイメージからは珍しいセレクトだなと。

井本:
ウォルトンは、実は高校生のときに一度弾いてるんだよね。もう10年以上前か。その時に納得いくかたちに仕上がらなくて。だけど今弾いてみると、そんなに難しくないぞって感じる場面とかもあって、このリサイタルでリベンジマッチをさせてもらうよ。

斎藤:
留学を経て昔のレパートリーとかを再び弾いてみると、当時との感覚の違いとか新たな発見とかが多くあって、別の曲のように思うことってありますよね。

井本:
そう。あの頃からずっと頑張って練習してたんだなって笑。

斎藤:
ヨーロッパとかではウォルトンはほとんど聞かないですね。コンクールとかでも全然見なかった。

井本:
なぜか、最近藤元高輝さんとか菅沼聖隆も弾いてて、日本ではちょっとブームなのかもしれない。王子(斎藤)も昔弾いてたっけ?

斎藤:
自分も高校生の時に弾いてました。個人的にはウォルトンが結構楽しみです!


斎藤:
そのほかで、気合いの入っている曲はありますか?

井本:
ジュリアーニのソナタかな。これって第1楽章が結構有名で、単発で弾かれることもあるけど、実は第2楽章が良い。

斎藤:
自分もCDに収録しました。この究極の引き算をした音空間が、とにかくたまらなく美しいです。

井本:
ただ、第3楽章はやっつけすぎる。ここはお客様にご辛抱いただきたい…笑

斎藤:
中間部のマーチみたいな場面、初見だったら椅子から転げ落ちてると思います笑。皆様もお気をつけください…!


井本:
結果色々と考えてたら、かなりバラエティに富んだ良いラインナップになったんじゃないかな。

斎藤:
トゥリーナでは井本さんらしい駆け引きの上手さが際立ちそうですし、ジュリアーニなども井本さんならではの爽快感やライブでの緊張感を間近で聴けるのが楽しみですね。ウォルトンやピアソラでは、井本さんの新たな一面が発見できるかもしれません。




最近の個人的ニュース


斎藤:
ということで、もう話すことがなくなってしまったのですが(ここまで正味3分)、最近変わったことなどがあれば教えてください。

井本:
毎週火曜日にギターショップのアウラで講師をさせていただいてるんだけど、少し前からショップでバイトも始めさせてもらっているよ。

斎藤:
そうなんですね!ショップに行くと会えます?

井本:
うん、いるよ。ぜひ皆様も遊びに来てください!



斎藤:
では最後に、井本さん30歳になられたということで、リサイタルに向けてや今後の抱負をお願いします。

井本:
最近になって、やっと練習の仕方が分かってきたきがする。抱負は「練習」かな。

斎藤:
では、リサイタルに向けての練習にも期待ですね!ありがとうございました。



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