中学2年生で差し歯になりかけた🦷
先日、学習塾の授業で
「1086年 白河上皇が院政を開始」
を教えました。
わたしは出来事と年号はビジュアルで覚えるタイプなのですが、中には音で覚えたい生徒もいるので、語呂合わせも教えるようにしています。
「入れ歯は6本(1086年) 白河上皇が院政を開始」
「白河上皇は6本も入れ歯があるんだね」
生徒はこれだけで、まあまあ盛り上がってくれますが、合わせてこんなことも話しました。
「先生は一本差し歯があるけどね」
ざわざわと戸惑う生徒。
「歳ですか〜??」
やかましい!(笑)
こちとら20代なので、そんな訳はないのですが。
やたらとわたしをおばさん扱いしたがる生徒たちなのです。
そして、話の都合上「差し歯」と生徒に話しましたが、本当は「詰め物」をしているだけ。
差し歯の方が語呂がいいのと、インパクトがあるので、ちょっとだけ嘘をつきました。生徒には内緒です。
それでも差し歯になりかけたのは事実。
それも中学2年生のときでした。
わたしはそれまで虫歯が一本もなく、歯医者さんとは無縁の人生でした。
しかし、ある日の体育の授業で、ミニホッケーをしていたときのことです。
先生から、スティックを決して腰よりも上にあげるなと言われていたにもかかわらず、ヒートアップした友達のスティックがわたしの顎にクリティカルヒット。
鼻血が出たのと唇が切れていたのとで、保健室で手当てをしてもらいました。
痛すぎてわたしは全く気づかなかったのですが、上の前歯がぐらついていることを保健室の先生が教えてくれました。
そのまま歯医者さんに行き、検査・治療を受けました。どんな検査だったかは全く覚えていませんが、先生から言われた一言は強く印象に残っています。
「次は無いよ」
なんとか前歯はわたしの歯茎に留まってくれましたが、次同じようなことがあれば抜くしかないというのです。
ドキドキしながら人生初のワイヤー矯正を経験しました。
そしてまた別の日、部活で体づくりのために跳び箱をとんでいました。
非常に厳しい先生で、学校にある1番高い跳び箱を2台並べて跳べというのです。
絶対無理でしょという状態なのですが、先生はロイター板を2枚重ねるから跳べると言います。
ただでさえ怖かったのですが、慣れてくると前方倒立回転跳びをするように言われました。
跳び箱の上で倒立をして、そのまま前回りをして着地するというものです。
恐怖心を乗り越え何度か跳びましたが、一度着地を失敗しました。
ふわふわのマットに着地して、そのまましゃがみ込んでしまい、自分の膝と前歯がごっつん。
再び歯医者さん行きです。
「次こそ前歯無くなるよ」
3度目も部活の体づくりの時間でした。
その日はマット運動。ロイター板を使って、前宙をしていたときのことです。
ふわふわのマットに着地をしくじり、自分の膝と前歯がごっつん。
「歯を抜かなくてもよさそう…でも神経抜こうか」
二度あることは三度ある。
ということで、わたしの前歯は一本だけ神経が通っていなく、詰め物をしています。
そんなこんなで、わたしは中2にして危うく差し歯になるところだったのです。
わたしの運動神経が悪いのが100%悪い。それはわかっています。
でも、バドミントン部だったのです。
これ、わたしが悪い?