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【神椿TCG】神椿TCG非公式大会「紙椿杯-開演-」レポート
はじめに
こんにちは、Dalet.といいます。
今回は2月2日に池袋で行われた神椿TCGの非公式大会「紙椿杯-開演-」に参加してきたのでそのレポートと持ち込んだデッキについて、そして持ち込まなかったデッキについてまとめていきたいと思います。
まずは主催の是祈途さんとCarisさん、会場運営を手伝ってくださったけつあゴンさんに最大限の感謝をしつつレポートの方を進めていきたいと思います。
▼今回開催された紙椿杯-開演-についてはこちら▼
▼大会配信アーカイブはこちら▼
※当日設けられていた配信卓による対戦を見ることが出来るので興味のある方は是非。
使用デッキ
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今回持ち込んだのは「【描く未来へ】生存」を軸としたデッキです。
スターターデッキ~KAMITSUBAKI COLLECTIONまでの所謂1弾環境と呼ばれる現環境において最強と名高いデッキで、1ターンのうちに魔力Ωを3個生成し「魔女の本流」や「ギルティドロー」などで集めた「革命クライマックス」を叩きつけて一気にVOLを10点獲得するというデッキになっています。
構築については特に語ることもなくテンプレに則った形になっていますので生存デッキについてまとめてくださっているエナさんの記事を参考にすることをおすすめします。
▼エナさんの生存デッキ解説記事はこちら▼
戦績
予選スイスドロー
1回戦 不戦勝
対戦相手が寝坊したので勝ち。ラッキー!
2回戦 vs黒単Ω 後攻 負け(配信卓)
なかなか見ないタイプの単色Ωデッキ。
「【超常現象】NEFFY」からスタートしたので「お、相手事故ったLOやん(ニヤニヤ)」と思いつつ「【魔女の始まり】電脳」を使ったら急に「オメガハーモニー」から魔力Ωが生え、「ブラックケージ」による大量ドローを許し気付けば敗北。なんだあれは!!!!
こちらは「約束の糸」が引けずヰ世界情緒にアクセスできなかったのも敗因。
3回戦 vs白単α 後攻 勝ち
最近アツいデッキタイプの白単αビート。
初手からリーサルプランが見えているレベルの神ハンド。
落ち着いて魔力Ωを生成し、相手の先攻3ターン目の「【魔女の始まり】電脳」によるVOL獲得を「ギルティドロー」2連打で咎めて勝ち。ギルティはオメーだ。
4回戦 vs残火LO 先攻 勝ち
個人的に対面するのが苦手な残火LO。
先攻を取れたこともあり落ち着いて魔力Ωを生成しつつ4ターン目で花魁鳥の着地を狙うプランを選択。
相手の動きも少し鈍かったのでVOLノイズ3点の上から打点を叩きつけて貫通。
結果 3-1 予選3位通過
決勝トーナメント
1回戦 vs黒単Ω 後攻 勝ち
予選2回戦で負けた黒単Ωとの再戦。
今回は「約束の糸」によるヰ世界情緒へのアクセスに成功するも序盤で「ショウ&チューズ」によるピーピングハンデスで「【花魁鳥】春猿火」と「【心の真ん中に】ヰ世界情緒」を抜かれるという悲劇が発生。
「花魁鳥」が2枚とも使用不能になるという状況に陥りながらも相手のリソース切れに乗じて慎重に「革命クライマックス」等のリーサルパーツを集めて勝利。
最終ターンの1ターン前にこちらの「新世界ピグマリオン」のセンター効果によってデッキに戻った「【KAMITSUBAKI COLLECTION】RARA」が何故かデッキトップに舞い戻っていたことで実質1ターンスキップになった。ラッキー!
予選の失敗を踏まえこちらもVOL獲得を止めたことで「ブラックケージ」によるリソース補充を許さなかったのも勝因になったかも。
2回戦 vs生存 後攻 負け(配信卓)
ここで初めてのミラー戦。
予選2回戦と同じく「約束の糸」が引けずヰ世界情緒にアクセスできなかったことが敗因。配信卓で毎回引けていないのでうちのヰ世界情緒はシャイターン数はそこそこ経過していたのであそこまで引けなかった自分の運の無さを呪った。
3位決定戦 vs生存 後攻 勝ち(配信卓)
またもや生存ミラー。
ここにきて初めて自分のヰ世界情緒が配信卓に出勤。順調な滑り出しを見せる。
一方相手は春猿火が恥ずかしがり屋だったようで「【願いを込めて】ヰ世界情緒」単騎で粘る展開に。
相手が動き出す前に盤面を整え相手の「熱愛フローズン」下でも貫通できるようにして勝利。
結果 総合3位
通算戦績は5勝2敗、全6戦中5戦が後攻と先攻有利とされている神椿TCGにおいてはかなり厳しい状況ではあったもののなんとか3位入賞を果たせました。やったね!
反省
その高いデッキパワーを発揮し、殆どの試合で後手スタートとなりながらも良好なパフォーマンスを見せてくれた生存デッキでしたが、問題だったのは負けた2試合。
敗因はどちらも「約束の糸」が引けなかったことでヰ世界情緒へのアクセスが滞ったことでした。
当初のプランでは「【私と君の世界】春猿火」の特殊能力や「新世界ピグマリオン」のドロー、各種Directionによってアクセスする予定でしたがうまく機能せず。
「新世界ピグマリオン」は2ドローに加えてセンター効果によって1/3の確率で相手のセンターArtistをデッキにバウンスでき、先攻のアドバンテージを決定付けたり、後攻でArtistをバウンスすることで捲り札に使ったり出来るのですが「約束の糸」へのアクセス力が思ったより強くなかったなと感じました。
そこでこの枠を「【想いはここに】言霊」にすることで即時Magicである「約束の糸」へのアクセスを強化し、「【夜が明けるまで】春猿火」を実質的に「【私と君の世界】春猿火」と同等に扱うことが出来る他、召喚権を使わずに魔力α2個を達成→約束の糸→ヰ世界情緒着地まで見えるようにしたほうが安定するのかも、と思いました。
ここは生存デッキの自由枠の配分になるのでまた練り直していきたいところではあります。
刻印
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生存についてはこれ以上語ることがないのでここでもうひとつ、今回自分が持ち込まなかった方のデッキについて少しお話しようと思います。
今回の大会は神椿TCG非公式Discordサーバー「紙椿」の主宰である是祈途さんをはじめとするメンバーが多く参加する大会であったため、環境読み以外にもある程度の人読みが発生していました。
そんな中で自分が持ってくると思われていた「【密かに笑う魔女のように】刻印」を軸としたデッキ。しかし実際に持ち込んだのは生存でした。(これによって一定数いると思われた刻印デッキ使用者がが大会に0名だったとかなんとか)
直前で回し始めた生存よりも練度が高かったにも関わらずそれを大会直前で生存デッキに変えた理由、それはズバリ刻印デッキの不安定さにあります。
もともと縦引きで手元に来た打点を放出して戦うαビート系のデッキと違い、ある程度まとまったパーツを確保してから走り切るOTK系のΩデッキはそこそこの事故率がつきまといます。(安定していると言われている生存デッキもそこそこな確率で事故る。)
刻印はそれに加えて自身の効果でデッキの上から3枚をトラッシュする都合で「革命クライマックス」や「花魁鳥」といったリーサルパーツまでも巻き込んでしまうことや、落としたカードによって生成できる魔力αの数にばらつきがあるなどの欠点を持ちます。(もちろんそれを乗り切ったあとの出力は生存をも上回ることがある。)
単発のフリー対戦や紙椿鯖の非公式ランクマッチならともかく、スイスドロー+決勝トーナメントといった数をこなした上で1本の負けが敗退に繋がるタイプのレギュレーションにおいて刻印デッキのその不安定さは見過ごせない部分がありました。
さらには最初に言った通りある程度の人読みが発生しており、それにより自分は「LO系のデッキが一定数いる」と考えていました。
残火などのLOデッキは「【雛鳥】花譜」や「【番狂わせ】春猿火」によるデッキ破壊に加え、「【超常現象】NEFFY」「ショウ&チューズ」といったハンデスカードで打点となるカードを抜いてきます。
その上先ほども書いたように刻印はその効果の性質上自分で打点をロストする可能性があります。
自分のプレイングの問題もありますが、これらの点から刻印による自分の対LOデッキの勝率が良くなく、上記の不安定さも含めると到底勝ち進むのに信用しきれるデッキであると言い切れなくなってしまいました。
また大会前々日の夜、デッキコード提出直前に紙椿鯖でのリモート対戦で生存デッキとの対面練習をしたい方と生存デッキを使って連戦をしたことで、場数こそ刻印に及ばなかったものの生存のプレイングにある程度の信頼が持てたこと。
これらの要因が重なって使用デッキを変更する決断に至りました。
結果としては生存を握って3位。
刻印を握っていた場合はどうなっていたかは神のみぞ知る・・・。
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感想
直前で握るデッキを変えたにも関わらず3位という結果を残せたこと、刻印デッキには申し訳ないと思いつつも素直に嬉しかったです。
普段のリモートのフリー対戦とは違う、オフラインの大会という緊迫感のある場でプレイできたことは自分の構築やプレイングの甘さをより実感するとともにとても充実した時間を過ごせたと思います。
非公式ながら神椿TCGにおいておそらく初めてのオフライン大会となった「紙椿杯-開演-」。様々な縁が重なってこれに参加できたことをとても嬉しく思います。
改めて主催の是祈途さん、Carisさん、会場として使わせてくださった福包酒場さんとけつあゴンさん、そして出場した選手のみなさんありがとうございました&お疲れ様でした。
発売日の迫るブースターパック第2弾「結束の連歌」に、3月30日に予定されている12時間オフ会や開催予定とされている「紙椿杯-連歌-」、まだ見ぬ公式開催のイベント等これからも充実した神椿TCGライフをみんなで楽しんでいきましょう!