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NZ/アースソング ロビン・アリソンさん来日報告(4)

今回は神奈川県藤沢市にあるちっちゃい辻堂の大家さん、石井光さんからの報告です!

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はじめまして、ちっちゃい辻堂で大家をしています、石井光です。僕は辻堂の地主の13代目になります。ちっちゃい辻堂とは「小さな村のような9世帯の賃貸住宅」と表現しています。ちっちゃい辻堂を含めて3つのプロジェクトを行っていて、他には会員制コミュニティ農園EdiblePark茅ヶ崎(8年目、800坪の畑を28家族で運営)の代表と、マイミーRice Commons(4年目、900坪の田んぼをコミュニティでやっている)があります。有機農家のもとで1年間農家研修をしました。

ちっちゃい辻堂は8年前2016年から構想がスタートしていて、Earthsongをはじめて訪れたのは2019年の2月です。辻堂に近い郊外という立地環境で、コミュニティで自治しながら農的なことを取り組まれている姿が、とても参考になりました。ちっちゃい辻堂のプロジェクトを進める上で、たびたび立ち返る事例になっています。

Earthsongにお住まいの神谷さんには、3年ほど前にEdiblePark茅ヶ崎にいらしていただいたことがあり、ちょうど月1回のミーティングのタイミングでした。その時のトピックが僕の給料ならびにメンバーさんの年会費にまつわる話で、つまりお金に関するトピックであったため、より内面が出やすく、ある方が不安を感じたことで強い表現での発言になったり、それによって僕も傷ついたりと言ったこともありましたが、その部分を神谷さんとしてはちゃんと思ったことを発言できている良いコミュニティだと感じてくださったように思います。実際そのミーティングがあったからこそ、またコミュニティとしての器が広がったという経験にもなりました。

Earthsongを訪れてから、EdiblePark茅ヶ崎がコミュニティ自治の方向に向かっていくように、僕の属人性を少しずつ下げていくことに取り組んできました。8年目になる今では、コミュニティで自治している部分がだいぶ大きくなってきたなと感じています。その経験があるので、ちっちゃい辻堂においても、将来的にはコミュニティで自治しているようなかたちにしていきたいと思っています。

今後の日本における不動産の在り方としてエコビレッジ型共同住宅の需要が高まることを考えると、辻堂にロビンさんをお招きして辻堂周辺の方にお話しを共有できたことに留まらず、ちっちゃい辻堂の住人さんたちとやっている持ち寄りご飯会にも参加していただき、交流することができたのはとても良い機会となりました。その後カラーカードの練習会をやってみたり、ちっちゃい辻堂のコミュニティでも合意形成のプロセスを取り入れるステップを少しずつ踏んでいる感じです。僕の大好きな障がい福祉施設「さんわーくかぐや」さんで流しそうめんを一緒にやったことも良い思い出です。

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