日野プロジェクト<2>~母屋でお試し運営イベント
高齢期を住み慣れた地域で心豊かに暮らせるよう、自宅の敷地の一角の空間を地域に開きつつ、小さなアパートメントをつくって隣人との気兼ねない関係をつくるあらたなプロジェクトが、日野市多摩平にて始まりました。
去る6/4(日)、半空き家状態の母屋と玄関先の車庫、お庭を活用して、はじめてのお試しイベントを行い、たくさんの方が楽しむ様子を見て、地域に開くことの可能性を感じると共に課題も見えました。
日野市では、「まちと空き家の学校」という講座を開設していて、そこで空き家の活用方法を学んだ所有者や活用をしたい人たちを結びつけていくコーディネートもしており、今回は、2022年度の受講生のみなさんが協働してイベントを開いてくださいました。
出し物は、折染め工作ワークショップ、ドリップコーヒー体験、とんとん相撲、子どもマーケット、スタンプラリーなど、あちこちのコーナーで笑顔がはじけ、庭や建物の息吹を感じるひとときでした。家主のMさんの発案で庭を楽しむワークショップもいろいろ試みて、その中でも大人気だったのは、「葉っぱアート」でした。子どもたちは、庭で植物を観察し好きな葉っぱを採取、その葉っぱに絵の具を塗って紙に版画するだけで子どもたちの個性が浮き出て、ステキな作品ができあがり!庭には日よけのテントも張られ、人々は思い思いにくつろいでいて、あらためて、この家の中心は庭なのだと気づきました。今後、平日でもふらっと立ち寄れるような場所が生み出せないか、そして、時々こういったイベントが開かれる場になるとよいなとイメージして、ゆるやかに試行錯誤していこうと考えています。
(日野PJ担当:カリノ)
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