ボビーワゴンの魅力
ボビーワゴン(bobby trolley) は、イタリアの天才デザイナー、JOE COLOMBO によって1970年に発表されました。元々は、製図台とともに使用することを想定して作られた収納トレイ。
JOE COLOMBOとは
ジョエ・コロンボ
Joe Colombo[ 1930 - 1971 ]
1951年に前衛美術集団モヴィメント・ヌークレアーレを結成しアーティストとして活躍。イタリア「黄金の60年代」を代表するインテリアデザイナー、工業デザイナーである。62年ミラノに自身のデザイン事務所を開設し、同年オールーチェ社より発表した「アクリリカ」でコンパッソ・ドーロを受賞する。その後、ベルニーニ、カルテル、コンフォルト、アリタリア航空などで多彩なプロダクトを手掛ける。69年には、ドイツで開催されたヴィジョーナ1で近未来的な可動式住宅のデザインを手掛け大きな話題となる。翌70年に発表した「ボビーワゴン」はMoMAのパーマネントコレクションとして収蔵されています。
1971年に41歳という若さでこの世を去ってしまいましたが、晩年10年あまりの間に数々の名作を残し、ボビーワゴンもその代表作の一つです。60年代のイタリアデザイン界を彗星のごとく駆抜けていったデザイナーである。
カラーサイズのバリエーションの豊富
ボビーワゴンは2段、3段、4段のサイズ、2トレイや3トレイなどトレイの組み合わせから仕様を選ぶこともでき、カラーも10種類近くもあって楽しい。
これまでに廃盤になった色、限定色なども入れたら、まだまだこの他にも沢山。
デザインと収納
キッチンでも、寝室でも、オフィス使いにも、どんなシーンにも合い、色やサイズで自分なりの楽しい空間を作ることができます。美容院や、医療関係で使用されていることも多いですね。
そして収納力が本当にすごいのです。スライド式トレイ、サイドポケット、下にのフリースペースがあり、どの箇所も収納してしまえば、魔法のようにスタイリッシュに変身します。多少重たくなってもキャスターがついているので、簡単に移動することも可能です。
いつも使っているボビーワゴンについて改めて書いていたら、本当に素晴らしい逸品だなあ。。と。
世に発表されて50年、今でも愛され続けているのが良くわかります。