奈良の元ドリームランド跡地にサッカー専用スタジアム建てようとしたらどんな壁が立ちはだかるか?
大きな壁がいくつか想像できる。
まずは土地の使用権の問題。
土地の所有者と交渉して土地を借りるか売ってもらうかの交渉が必要。
この土地はドリーランド倒産→市が差し押さえ→競売→現所有者が購入(7億だか八億だか)って過去の経緯がある。
借りるにしても購入するにしてもお幾らになりますか?からスタートなんだけどこれが市が数十億で買い戻そうとするとほぼ裁判沙汰になると思われる。競売価格+残置物撤去費用+競売からの維持費でいくらになるのかはわからないけど7億+アルファの部分でなんだかんだアレされてしまうやろうなーと奈良市や県の土地取引に絡むグタグタから容易に想像できてしまう。
仮になんとか交渉成立して土地利用が可能になった時、次にやってくる壁が風致地区という規制。
確か第二種風致地区指定だったはずなので建物は建てられるけど高さ制限があったりデザイン規制があったり細かく調べるとイロイロ面倒くさい話がてんこ盛りでその規制を掻い潜るにはどんな方法があるのか?って話になる。
行政が規制解除すれば済むんだけどそうするとこんどは自然破壊云々、環境を守れーな方々が登場市裁判になるだろうなーって感じ。そして裁判終わるまでストップ。
この次にお金の問題がやってくるかな。
今治で約60億位の予算で専スタ建築しているのでこれぐらいの予算規模をベースに200億(ガンバで約140億とか)ぐらいまでの幅で考える必要がある。(J3規格ならもっと安く作っている所もあるがJ2.J1.ACL等の規格屋根付きスタンドetcだと数十億に)そしてそのお金どーやって集める?って話になる。地元の銀行がサッカークラブがスタジアム建てるからお金貸してっていってもまあ出さない。あとは行政がお金出しますっていっても、奈良の状況だと厳しいよねって誰もが思うはず。当然ほかに必要な事がいっぱいあるから無駄遣いするな系からの激しい抵抗も考えられる。なので予算については民間で集める方向でないと厳しそう(国の補助、助成とか使えればちょっとは変わるけど)。
スタジアム建設話の事前で軽くこれぐらいの壁は思いつく。あと元ドリームランド周辺に住まわれている方々の反応もどーなるか?ってのもある。
そしてスタジアム建設後に出てくる問題も
アクセス道路どーするか?
近鉄奈良駅からのアクセスは徒歩&自転車、バス、タクシーでいいけど、車でやってくる人達が引き起こす問題。渋滞問題をどーするか?
単純に自家用車で近づくな~国道24号(京奈和自動車道方面)へのアクセス道路設置等が考えられる。新たにアクセス道路敷設してスタジアムへの車のアクセスがちょー便利になると駅周辺商店街は見向きもされなくなるので経済効果云々な話がなんだかなーって事にもなる。スタジアム関連仕事だけで数百、数千人に有償仕事(年収4-500万の)が提供されるようになればアレだけど
軽く思いついただけでこんな壁が存在する。無理というよりも実現に向けてかなり面倒くさい事になるのは間違いない。でもあのスペースにスタジアム作ってトレーニングスペースも用意してって考えると夢見れる場所ではある。
あと奈良市内でスタジアム建設に良さそうな場所としては現在ミ・ナーラがある場所。躯体的には建設から30年越えてきている建物なのでそろそろ建て替えの話が出てきてもアレなんちゃうかなーと。(今の地主さんは伊藤忠系でいいのかな?だとするとスポーツビジネス系の都市開発話で…)
車のアクセス○。近鉄の駅も近くに作る計画漏れ聞こえてきたり。
あとは近鉄平城駅周辺。奈良競輪場と駅の間も立地的にはそう悪くはない場所。競輪場の建て替えと合わせて周辺を興行スポーツでインバウンド系の拠点化するのもアリなんちゃうかなーと。
あとは富雄と東生駒の境目にあるスペース。鳥見団地の裏側の丘陵地帯も可能性あるんじゃないかなと。阪奈道路近いし、塩漬け土地もあるし、団地建替えの時期だし、あとはコルフ場の状況含めて奈良市と生駒市で将来世代向けプロジェクトとして共同開発とか可能性ゼロじゃないと思うけどね。