【ヴァンガード】【Dスタンダード】これまでのライドラインについての話 ブースターパック「五大世紀の黎明」編 その①

こんにちは。のーばです。

今回もVGの話ですよ!!!!!!!!!!!!!したいから!!!!!!!!!!!!!

前回、前々回と、少しずつではあるんですがDスタンダード(現行スタンダード)のライドラインの紹介記事を書いていたんですが、まあまあ読んでいただけているようで。

決して数は多くないものの読んでいただけているなら!!!他のも書きたい!!!!!!!ということで、今回からはブースターパック上で登場したライドラインを紹介したい…と思ったのですが。

思えばかなりブースター産のライドラインが増えていて、1回どころじゃ紹介できないので、今回は記念すべきDスタンブースター第1弾「五大世紀の黎明」で登場した5つのライドラインのうち、「ユージン」「女魔術師」「バロウマグネス」の3つを記載があるものについては背景ストーリー「天輪聖紀」の設定も絡めて紹介していきます。

※前回もですが、特筆点がないものは基本的に省いていきます。
※CBは「カウンターブラスト」のことです。

↓前回までの記事はこちら


ライドライン解説「砂塵の重砲 ユージン」

まずはこちらから。

五大世紀の黎明で追加された1つ目のライドライン、ドラゴンエンパイアの「砂塵の重砲 ユージン」のライドラインです。

ユージンの特徴は「相手の除去に特化している」というところ。

相手のリアガードを退却させる効果と、相手のリアガードが退却していたら有利に働く効果を活かし、立ち回ります。

「覚醒する天輪」収録 「砂塵の双弾 トラヴィス」。バヴサーガラにも良く採用されている

アニメで目立った使用者がいないこともあり、若干影が薄いライドラインではありますが、しっかりとデッキとしての動きも確立しています。

ユニットそれぞれにしっかりとした設定があるわけではないのですが、「砂塵の銃士」として活動しているのがユニットストーリーで確認できます。

デザートガンナーとも呼ばれる、ドラゴンエンパイアの遊撃部隊「なるかみ」の地上戦力。航空戦力サンダードラゴンと共に、電光石火のスピードで敵を殲滅する。天輪聖紀が始まる前、ドラゴンの多くが眠りについていた無神紀には、彼らが砂漠地帯の治安と防衛を支えてきた。
雷光を帯びた魔銃を相棒とし、歴戦の勇士には、砂と一体化する秘術を用いる者もいる。
ユニットストーリー003「砂塵の重砲 ユージン」より


それでは、1枚ずつ見ていきましょう。


「砂塵の双銃 バート」

ファーストヴァンガード。例によって、このカードである必要はありません。


「砂塵の銃撃 ナイジェル」

「砂塵の凶弾 ランドール」にライドされたらソウルチャージする効果と、メインフェイズ中に相手リアガードを退却した時、自身の退却をコストに追加で1対退却できる効果を持っています。

ソウルを酷使するユージンの効果をサポートできる一枚です。


「砂塵の凶弾 ランドール」

「砂塵の重砲 ユージン」にライドされた時、ドローしつつソウルを増やす効果と、アタック時に相手のリアガードが2枚以下ならソウルを増やしながらパワーアップする効果を持っています。

ユージンをはじめとした関連スキルでリアガードを焼き払えるので、2枚以下なら〜も誘発しやすい効果ではあります。


「砂塵の重砲 ユージン」

このライドラインのメインカード。リアガード2体をレストすることで相手のリアガードを退却させる効果と、ターン中にリアガードが退却していたらユニットを追加でコールする2つの効果を持っています。

関連カードにやたらソウルチャージがあるのは、メインとなる効果のソウル要求がやたら多いからという理由です。

ソウルブラスト5と消費は多いものの、最大5枚のリアガード展開ができるのは魅力です。何を出しても良いので、汎用性に長けるカードなんかを採用してもいいですね。(もちろん退却に関わるカードの方がいいのは何よりですが)

コールの仕方によっては起動能力のコストである2体レストも補える可能性がありますが、潰しコールになっちゃうのは少し勿体無く感じるかも?

出力そのものをどう活かすかがカギになってくるデッキタイプなので、目指したい方向に合わせて柔軟に採用カードを決めつつデッキを組めるのがいいな〜って思います。

ドラゴンエンパイアはメインキャラに3ライドライン(マハーニルヴァーナ、バヴサーガラ、ニルヴァーナ・ジーヴァ)、さらに邂逅でドラゴニック・オーバーロードと人気どころが多い影響か少し見劣りする場が多くなってしまっていますが、これからも強化は期待できるので動向をチェックしていきたいところ。

特に15日の「どこヴァン」で紹介された新カード「砂塵の襲弾 オズワルド」はユージン自身を起こせる強力カード!

かなり戦略の幅も広がっているので、組むなら今かも?


ライドライン解説「六角宝珠の女魔術師(ヘキサオーブ・ソーサレス)」

続いては、ケテルサンクチュアリの「六角宝珠の女魔術師(ヘキサオーブ・ソーサレス)」のライドラインです。

「女魔術師」の最大の特徴は、デッキトップ操作。

山札の上を操作して、トリガーユニットを山札の上に置くことでトリガーを誘発させることができます。

関連カードもデッキトップの操作に関するものが多いです。

「鳳竜焔舞」収録「八面光芒の女魔術師」

従来のレギュレーションで言えば「オラクルシンクタンク」が似た特徴を持っています。

「騎士王降臨」収録「CEO アマテラス」
「天馬解放」収録「満月の女神 ツクヨミ(Vシリーズ)」

「天輪聖紀」においても、「オラクルシンクタンク」に属していた「メイガス」の後継者であることが語られています。

かつてメイガスと呼ばれ、予知や予見に関する研究を生業としてきた魔術師たち。
はるかな太古、意志ある予言書「ケテルエンジン」を構築したのもメイガスたちだと言われている。
無神紀にあらゆる加護と魔法が弱まり、「ケテルエンジン」の予言機能が失われたが、メイガスたちはそれを動力機構として活用し、天空の島「ケテルギア」の構想実現に大きく寄与した。
天輪聖紀でも、ソーサレスの多くは天空の島に住み、「ケテルエンジン」の修復・改善の任に当たっている。
だが、その一部には、「在るべき未来」の実現のために特別な任務についている者もいるという。
ユニットストーリー 012「六角宝珠の女魔術師(ヘキサオーブ・ソーサレス)」より
「結成!チームQ4」収録「ロゼンジ・メイガス(Vシリーズ)」

アニメでも一応登場。

ブラックアウトの「ヤマモト」さんが使用していたものの、目立つようなファイト描写はなし。

デイブレイクとの決戦でも即退場してしまってましたが、このライドラインが悪いわけでは決してありません。

ええ、このライドラインが悪いわけではないのです。

まあ、百聞は一見にしかず、とも言いますので、1枚ずつ見ていきましょう。


「三角連想の女魔術師(トライコネクト・ソーサレス)」

このライドラインのファーストヴァンガード。例によって、このカードである必要はありません。


「四角重層の女魔術師(ティアスクエア・ソーサレス)」

「五角閃光の女魔術師」にライドされたらドローできる効果と、ドライブチェックでトリガーが出たら相手前列のリアガードを山札送りにできる効果を持っています。

除去の仕方が珍しく、山札の下に置く、という除去になっています。

(そもそも除去自体ケテルサンクチュアリでは珍しいのですが)

使う機会は多くないかもしれませんが、たまに見落としていると引っかかるカードなので気をつけましょう。


「五角閃光の女魔術師(ペンタグリーム・ソーサレス)」

「六角宝珠の女魔術師」にライドされた時、デッキトップ3枚を操作する能力と、リアガードとして登場時、デッキトップを上か下に置く効果を持っています。

次の「六角宝珠」の効果を起動させやすくしてくれるカードです。

効果の起動に関わらないにしても、気軽にデッキトップを確認できるので攻め方を組み立てさせてくれます。


「六角宝珠の女魔術師(ヘキサオーブ・ソーサレス)」

このデッキのキーユニットです。

能力はドライブチェックでトリガーユニットが出るたびにリアガードにパワーを与える効果、ペルソナライドしているならデッキの一番上にトリガーを固定する効果を持っています。

デッキの上を確認する手段の多い「女魔術師」のサポートでトリガーを固定し、トリガー効果を確実にさせるだけでなく、パワーの上昇値も上げることができます。

さらに、本人もペルソナライドしていれば、手札のトリガーをそのままドライブチェックで捲ることができるようになります。

その際にドライブも増加するので、確定したトリガー+ドライブチェック2枚とトリガー効果を狙いやすくなっているのも強みです。


ケテルサンクチュアリの中ではバスティオン、ユースベルク、邂逅2種(PBO,マジェスティ)とライドライン4種の競合があるのはドラゴンエンパイアと同様ですが、PBOとマジェスティが必要なカードをある程度共通させていたりするためか、意外と強化枠を奪われないことがあります。

(記事執筆段階で最新の鳳竜焔舞と大会PRでもしっかり強化されている)

ペルソナライド前提で動きが遅かったりはしますが、まだまだ期待が持てるデッキです。


ライドライン解説「重力の支配者 バロウマグネス」

続いては、ダークステイツの「重力の支配者 バロウマグネス」のライドラインです。

バロウマグネスは、ソウルの枚数に応じて全員が強化される特徴を持っています。

旧レギュレーションで言えば、「ダークイレギュラーズ」に近いといえば良いでしょうか。

「蝶魔月影」収録「シャルハロート・ヴァンピーア(Vシリーズ)」
「超極審判」収録「罪深き者 シャルハロート」

天輪聖紀においても、ダークイレギュラーズが出自に大きく関わっている旨が描かれています。

特に最大値を出せば火力も攻撃回数も除去力もピカイチ!

アニメではデラックス参加者の「額田ユリナ」が使用していたらしいんですが、活躍はありませんでした。残念。

1枚ずつ見ていきましょう。


「アンキャニィ・バーニング」

ファーストヴァンガード。(以下略)


「ディープ・ソニッカー」

ヴァンガード登場時にソウルチャージする効果と、リアガードにいる時ソウルが10枚以上ならパワー+10000する効果を持っています。

気軽な打点としても優秀です。


「エレクトロ・スパルタン」

「重力の支配者 バロウマグネス」にライドされたら手札から1枚をソウルに置いて1ドローとソウルチャージ、リアガードに登場したときはCB1でソウルチャージ2する効果。

気軽にソウルチャージできるリアガードでもあったので、初期はかなりのデッキでお世話になった人も多いとか、多くないとか…


「重力の支配者 バロウマグネス」

このライドラインのキーカードで、ソウルの枚数に応じてドロー、パワーアップ、お互いの盤面をソウルへ一掃した上でソウルから好きなカード2体をコールできる効果を持っています。

なんと言っても強力なのは最後の効果。

お互いのリアガードを全てソウル送りにする効果は、一見相手にソウルを与えてしまうようにも見えますが、対象を選ばない全体の除去カードなんです。

(相手のリアガードを選ばないので「トリクスタ」のような選べないカードもソウル送りにできます)

展開を得意とするデッキでも、一気に全部のカードを盤外に放り込まれるのは立て直しが難しいですし、そもそもソウルは一度ソウルブラストなどでソウルからドロップにおかなければダークステイツ以外のデッキは拾うのも一苦労なので、総じてソウルを活用しない相手には強く出ることができます。

さらに、自分のソウルから2体もコールした上でパワー+10000できるので、リアガード→ リアガード→ ヴァンガード→リアガード→ リアガードと5回のアタックが成立。

しかもパワーアップでトリガーケアもしやすい!良いことづくしです。

ですが、全ての効果を起動するにはソウルが15枚とデッキのおおよそ1/3をソウルに置く必要があり、デッキ切れも早いです。


ダークステイツはそれぞれのライドラインが曲者揃い(“一気呵成”のブルース、リアガードを喰らい自分が殴るグリードン、自分の火力ではなく相手の打点を下げるドラジュエルド、ソウルの種類を参照するケイオス)ですが、バロウマグネスはこの中で言えば一番やることが素直かもしれません。

特殊状態になるでもなく、ただソウルを増やして相手を殴る!

シンプルかつ瞬間火力こそが全て!という人におすすめなデッキタイプですね。


まとめ

気がつけば前回の記事から一ヶ月ほど経ってて申し訳ないです…仕事とかが色々ありまして。

本当はオルフィストとゾルガも紹介したかったんですが、いかんせん時間が経ち過ぎてしまったので、今回は一旦3種類のみの紹介とさせていただきました。

次回!オルフィストとゾルガについても紹介しますので是非よろしくお願いします!


今回紹介した3つのライドラインは発売中のブースターパック「鳳竜焔舞」と、9月30日(金)発売の最新ブースターパック「烈火翠嵐」でも強化カードが登場しているので、紹介したライドラインを組んでみようかな?という人はぜひこちらもチェックしてみてください。

ではまた次回!


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