[2023/03/20]本日の日記「天の果てのフェニックスへ」
イベント期間も終わったので、イベントの話をしましょう。
ここ数イベントで強調していた「別れ」の話ではなく、「天馬司から見た仲間との絆」や「成長してきたが故の無力感」が焦点となったストーリーで、ようやく目を逸らさずにストーリーを読むことができた気がする。
寧々、えむ、類は別れを強く自覚するストーリーがあった中、座長の司にそれがないのは、司からしたら別れだと本当に思ってないのかもしれないな〜なんて少し思いますよね。
直前のホワイトデーイベントでも、冬弥、咲希との3人のやり取りはいつまでも続けたいと言っていたりするし、司は漠然と「どんなに距離があっても絆は残るものだ」という理想があるのかもしれない。
そして本筋。
司ってそんなに才能がない奴じゃない気がしていて、あの一瞬でその無力感を理解して、前に進もうとすることができるのって間違いなく才能なんですよね。
ただ出来ることだけが才能なのではなくて、出来ないことを自覚してもなお進むことができることも間違いなく才能なので、天馬司は才能があるんだな。
青龍院もそれをわかっていたのが良かった。青龍院櫻子。ズルい女だ。
今回登場した作中劇のリオとフェニックスの関係は、それこそ司と青龍院に近いものがあった。
圧倒的実力ながらそれに驕る事もなく、しかしそれでいてどこか心に鬱屈さも飼っていた青龍院にとっての天馬司は、間違いなく虫取り網でフェニックス=自分のことを捕まえにきたリオだったんだろう。
出来るかもわからないことに挑戦してはボロボロになって、それでも食らいついてくる司は、青龍院の目にはどうやって映っていたのか。
聞くまでもなく、演技に応えたあの瞬間が全て。
全体的に構造が「空白のキャンバスに描く私は」に近いものを感じて、改めて「諦めの悪い奴」が好きなんだなあと再認識した。
というかこれを書いている今の段階で直後のイベストが「何も考えてません!テヘ」みたいな権化の話をしているせいで余計にそう思う。
良いものではなく善いものになろうとする心を失ってはいけない。
その言葉が、その行動が。
一体何のためにあるのか、それを考えられる奴は強い。
最高だ………