【ヴァンガード】【Dスタンダード】これまでのライドラインについての話 スタートデッキ編 その①
こんにちは、のーばです。
今回もVGの話をします。させてください。
いよいよ8/5に新パック「鳳竜焔舞」が発売します。
これまでのプレイヤー向けの強化カードはもちろん、今回発売した3種のトライアルデッキからは狐芝ライカのあやつる「ユースベルク」、羽根山ウララのあやつる「リアノーン」が早速強化されるほか、主人公・近導ユウユの新たな力「Xo-Dress」を持つカードも登場。
これから始める人にも、これまで遊んでいた人にも魅力盛りだくさんのパックです。
ここからヴァンガードを始めるよ!という人も少なくないでしょう。
実際僕の周りでも始めたい!と言う人がかなり増えているのを感じています。
そこで今回は初心者向きの記事を書こう!と思ったのですが…ぶっちゃけルールや遊び方、世界観のお話は公式が相当頑張っているんですよね。
公式のナックさんの解説がかなりわかりやすいです。見てみてね。
なので、自分に何か書けることはないかなあと思っていたのですが。
「始めてルールも曖昧ながら覚えた人」の次のステップは「どんなカードがあるのか知ること」「どんなユニットがいるのか」なんじゃないかなと思いまして。
実際、ショップ大会や公式イベントでフリーファイトをする時、相手のデッキを知っておくとよりファイトが楽しめるし、勝ちに行くなら尚更知っておいて損はない!
ヴァンガードは世界観の作り込みもかなり力を入れているので、ファイトはあんまりやらないけどって人も「こんなユニットがいるんだ」と知ることに損はない!!
一挙両得じゃないか?
と言うことで今回は、過去に登場したライドライン(ライドデッキで主力となるカード)のカードと、どんなデッキなのかをかなりざっくり、てもわかる程度に紹介していきます。
結構数が多いので、複数回に分けて紹介していきます。まずは第一回として、2021年春に登場したDスタンダード(現行スタンダード)の333円スタートデッキから、3つのライドラインを紹介します。
この記事を読んで少しでもヴァンガードへの興味が強くなってくれたら嬉しいです。
ライドライン解説「天輪聖竜 ニルヴァーナ」
まずはやはりここから。
スタートデッキ第1弾「近導ユウユ-天輪聖竜-」で収録された、「天輪聖竜 ニルヴァーナ」のライドラインです。
アニメ「overDress」において、主人公「近導ユウユ」が使用しているライドラインでもあり、放送中の「will+Dress」でも1,3話で使用していましたね。
「天輪聖竜 ニルヴァーナ」のライドラインは、キーワード能力である「overDress」をサポートし、ヴァンガード自身が戦うというよりは、
overDressを持つユニットがメインとなって戦うのが特徴です。
そのため、グレード1,2のカードもoverDressをサポートするような能力にになっています。1枚ずつ見ていきましょう。
「焔の巫女 リノ」
「焔の巫女 リノ」は、同じライドラインである「焔の巫女 レイユ」にライドされると、デッキから「トリクスタ」をコールできる能力があります。
手札に「トリクスタ」がなくてもデッキからコールできるのでoverDressを狙いに行けます。
ちなみにユニットの背景世界である「惑星クレイ」が舞台の「天輪聖紀」では、主人公のようなポジションを務めています。
「焔の巫女 レイユ」
「焔の巫女 レイユ」は「天輪聖竜 ニルヴァーナ」にライドされると、デッキから「ヴェルリーナ」を手札に加えることができます。
「リノ」と合わせることで、「トリクスタ」とoverDress持ちの「ヴェルリーナ」を同時に揃えることができます。
「天輪聖紀」では、リノらのお姉さんのようなポジションです。
「天輪聖竜 ニルヴァーナ」
「天輪聖竜 ニルヴァーナ」は、このライドラインの主役であるグレード3のカード。
手札1枚を捨てることでドロップからグレード0のカードを回収する能力と、アタックした時にoverDress能力を持つユニットと自身にパワー+10000する、シンプルな能力を持っています。
上の効果は「トリクスタ」をドロップから再び場に出すことができ、更なるoverDressに繋げる事ができます。
「天輪聖紀」では、その名に「天輪」とあるように、「天輪聖紀」のキーキャラクターとなっています。
リノたちが務めている暁紅院に祀られていた「サンライズ・エッグ」が孵った姿であり、リノたちはこの「ニルヴァーナ」を目覚めさせるために、同じく巫女である「ゾンネ」、「ローナ」、そして「トリクスタ」と共に旅をすることになります。
グレード4「天輪真竜 マハーニルヴァーナ」
初期のトライアルデッキ5種には、共通点としてブースターパック第4弾「覚醒する天輪」において、それぞれ更なるグレードである「グレード4」が登場しています。
ペルソナライドはできなくなる代わりにトリプルドライブ(ドライブチェックを3回行う)を持ち、効果もペルソナライドに引けを取らない強力なものになっています。
ニルヴァーナの場合はターン中、overDress状態のユニットがいれば、前列全てにパワー+10000する能力と、手札かソウルから「ニルヴァーナ」を捨てることで、ドロップから「トリクスタ」をコールし、相手のダメージが4点以下なら1点ダメージを与える効果があります。
パワーアップがアタック時ではなく常時になり、overDress能力以外も対象に。
さらに、ニルヴァーナしか捨てられず、トリクスタしか蘇生できなくなった代わりに相手に1点ダメージを飛ばせるように!
これが非常に強力。アタックに関係なくメインフェイズに1ダメージを与えられるので、「ヴェルリーナ・エスペラルイデア」や「ヴェルリーナ・エクスペクター」のようなゲームの決定力が高いoverDress能力を持つユニットの力をより輝かせることができます。
「天輪聖紀」では、「封焔の巫女 バヴサーガラ」を取り巻く陰謀の中で召喚されたニルヴァーナの姿。
ストーリー上でも最重要のキーとなる存在なので、詳しくはぜひ公式読み物サイトを見てください!!!!!!
ライドライン解説「ディアブロス”暴虐”ブルース」
続いては、スタートデッキ第2弾「桃山ダンジ -暴虐の虎-」に収録された、「ディアブロス”暴虐”ブルース」のライドラインです。
アニメでは桃山ダンジが使用。will+Dressでは2話でミチルと対戦していましたね。
このライドラインの最大の特徴は特殊状態「一気呵成」。
ターン開始時にプレイヤーが"一気呵成"状態になり、"一気呵成"に関連する能力を持つユニットたちが強化されます。
1ターン待つ必要がある分、その効果は強力なものが多く、一度決まれば強烈なラッシュを决める事ができます!
「天輪聖紀」では、所属国家であるダークステイツで流行しているスポーツ「ギャロウズボール」のチーム「ディアボロス」のユニットが関連カードに多く登場します。
ブルースはそんなチームのリーダーでもあります。1枚ずつ見ていきましょう。
「ディアブロス”無垢”マット」
このライドラインのグレード0です。ファーストヴァンガードの効果は共通ですし、これ以降にこのカードを指定するカードはないので、自由でも大丈夫です。
「天輪聖紀」では、チーム「ディアブロス」の最若手。兄弟と共にギャロウズボールを楽しむ普通の少年です。
「ディアブロス“悪童”スティーブ」
ヴァンガードとして登場時、ソウルから1枚を中央後列にコールしてソウルチャージ。リアガードの場合は”一気呵成”なら+5000されるユニット。
上の効果は必然的にファーストヴァンガードをコールすることになります。
先攻ではあまり意味がありませんが、後攻だとパワー13000でのアタックになるので、相手がノーガードしてくれる可能性が大きかったりするかも?な効果です。
「天輪聖紀」では、チーム「ディアブロス」の切込み隊長で、いかにもな悪役な顔と性格ながら意外にも仲間想いで協調的な面を持っている”弟分”です。
「ディアブロス”憤怒”リチャード」
ヴァンガードとして登場時に、リアガードをソウルに置くことでドローする効果、「スティーブ」同様に”一気呵成”だと+5000されるリアガード効果を持ちます。
先ほどの「スティーブ」のスキルでコールしているファーストヴァンガードをソウルに置けば、無駄がありません。
一応、前のターンで「リアガードからソウルに置かれた時」という効果を誘発させることもできますが、よほどのことがない限りは狙わなくて良いかなと思います。
「天輪聖紀」では、チーム「ディアブロス」屈指の知性派だそう。
いい意味でも悪い意味でも直感派のメンバーが多い「ディアブロス」においては貴重なんだとか。
「ディアブロス”暴虐”ブルース」
ライドフェイズ開始時に”一気呵成”になる効果、アタック時に”一気呵成”なら前列のリアガード全てをスタンドさせる能力を持っている、このライドラインのキーカードです。
1ターン遅れる代わりにユニットたちが強くなる”一気呵成”はこのユニットから発動します。
自身も”一気呵成”に関する能力を持ち、”一気呵成”なら前列のリアガードを総スタンド!
コストはソウル5枚と重めなものの、ソウル管理が得意なダークステイツでは揃えやすい部類です。
そして、「天輪聖紀」ではチーム「ディアブロス」のリーダー。喧嘩屋でもあるが、弟分たちを愛する「ディアブロス」の”兄貴”。
「ディアブロス”絶勝”ブルース」
グレード4のブルース。
“一気呵成”になる能力はそのままに、アタックしたバトル終了時に”一気呵成”なら前列全てをスタンドし、自身のドライブを-2する効果になりました。
最大の違いは、自身もスタンドすること。
スタンド後はドライブ-2になりますが、そもそも自身がトリプルドライブを持つので、スタンド後も1枚はドライブチェックができます!
リアガードも引き続きスタンドしているので、怒涛の6連撃で相手を叩き潰そう!
「天輪聖紀」では、「ブルース」の全力を出した姿とされています。本気を出せばゲームの範疇を超えてしまうことから、普段はその力を封じているんだとか。
ストーリ上では、巡業であるケテルサンクチュアリでの暴動で自分達の試合をフイにされたことに怒り、後述の「バスティオン」と死闘を繰り広げます。
ライドライン解説「頂の天帝 バスティオン」
続いては、スタートデッキ第3弾「江端トウヤ-頂の天帝」に収録された、「頂の天帝 バスティオン」のライドラインです。
このライドラインは前述した2つのライドラインのような特別な名称能力を持っているわけではありませんが、最大の特徴は「グレード3」をサポートする能力であること。
このライドラインはリアガードや効果のコストにグレード3を必要とするので、デッキの中身がほとんどグレード3になる異色のデッキ。
ライドデッキというシステム上、確実にライドができる故に可能な、現行スタンダードらしいライドラインです。
アニメでは江端トウヤが使用。彼の人生を大きく変えることとなったカードしても登場しています。
1枚ずつ見ていきましょう。
「天弓の騎士 ベイス」
このライドラインのファーストヴァンガード。
特に指定はないのでこのカードである必要はありません。好きなファーストヴァンガードを選びましょう。
「天輪聖紀」では、ケテルサンクチュアリの騎士団「クラウドナイツ」の一員とされています。
リノたちがいる暁紅院で「サンライズ・エッグ」を警護する仕事を与えられていました。
「天剣の騎士 フォート」
「天槍の騎士 ルクス」にライドされたら手札からグレード3を見せて、デッキの一番上のカードをコールできる効果、グレード3のヴァンガードのパワーを+5000できる効果を持っています。
デッキの一番上をコールする効果はトリガーが出てしまうリスクこそあれど、グレード2のターンながらグレード3のリアガードを場に出すこともできます。
「天輪聖紀」では、「ベイス」同様に「クラウドナイツ」の一員とされています。
「天槍の騎士 ルクス」
「頂の天帝 バスティオン」にライドされたら手札のグレード3を見せてドローする効果と、グレード3のユニットが3枚以上いればブーストを得る効果を持っています。
手札に一定の枚数グレード3を握りつつ、ガード値も少しだけ欲しくなることが多い分、ただのドローは少し嬉しい効果だったりします。下のブースト効果は魅力ですが、このカード自身がグレード3ではない点に注意です。
「天輪聖紀」では、他のライドライン同様「クラウドナイツ」の一員とされています。
「頂の天帝 バスティオン」
このライドラインのキーカード。
グレード3のユニット全てのパワーを+2000する効果と、ドライブチェックでグレード3が出たらリアガードをスタンドし、パワー+10000する効果を持っています。
このライドラインを使用するデッキがグレード3を多く採用する理由の一つが、このカードのスタンド能力です。
ドライブチェックでグレード3をめくらなければそもそも効果を撃つことすらできないので、必然的にメインデッキがほぼグレード3で染まる…という感じ。
もちろん、そのグレード3たちもグレード3をサポートする能力が多いです。
「天輪聖紀」では、「クラウドナイツ」の団長にして、「聖剣」の所有者とされています。
「頂を超える剣 バスティオン・プライム」
バスティオンのグレード4です。
ユニットのパワーアップが前列だけになったもののグレードの指定がなくなり、ドライブチェックグレード3”以上”が出た場合のスタンド能力はグレード3のリアガードすべてが対象になりました。
非常に強力な効果である反面、自分自身がグレード3ではないため他のユニットのサポートを受けにくいという欠点があります。
ただし、自分のドライブチェックでめくってしまう分には、グレード3以上と記載されているので問題ありません。そのまま手札コストにもできます。
「天輪聖紀」では、騎士の誇りをかけたバスティオンの本気の姿とされています。
前述の通り、”絶勝”モードのブルースと死闘を繰り広げます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は過去のライドラインから、「ニルヴァーナ(天輪聖竜)」、「ブルース」、「バスティオン」を紹介させていただきました。
どのライドラインもそのデッキながらのギミック・サポートが存在しているので、少し慣れたら他のライドラインも使ってみてはいかがでしょうか?
きっと新しい体験が得られるはずです!
この記事を読んでヴァンガードに興味を持ったよ!という人はぜひデッキを買ってみてくださいね!
今回紹介した3つのライドラインは333円でスタートデッキが買えちゃいますよ!
ちなみに、初期に登場したライドラインはまだ2つ残っているので、次回は残りの2つを紹介します。
それではまた次回!
【出典】
・ヴァンガード公式読み物サイト
・カードファイト!!ヴァンガード TCG公式サイト
当サイトに使用しているカード画像は、カードファイト!! ヴァンガード公式ポータ ルサイト(http://cf-vanguard.com/)より、ガイドラインに従って転載しております。 該当画像の再利用(転載・配布等)は禁止しております。
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